値上がり優勢、自律反発狙いの買い
【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、自律反発狙いの買い
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東証グロース市場は27日投開票の衆院選で自民、公明の両党が議席を減らし、与党で過半数割れとなった。国内政治の不安定化が懸念される結果となったが、過半数割れへの警戒感から前週末まで株式相場全体が調整局面にあったため、朝方のグロース指数の下げは限定的だった。その後は日経平均株価の急伸につれて自律反発狙いの買いが優勢になり、グロース指数は次第に強含んだ。
グロース250は大幅反発。東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比17.99ポイント(3.05%)高の607.29だった。
28日に東証グロース市場に新規上場したHmcommは、9時48分に公開価格(850円)を3割ほど上回る1128円で初値を付けた。前引け時点では1004円と初値を下回った。
グロース市場ではタイミー、トライアルが上昇した。一方、雨風太陽、カバーが下落した。
値上がり銘柄数463、値下がり銘柄数89と、値上がりが優勢だった。
個別ではベースフードが一時ストップ高と値を飛ばした。カオナビなど2銘柄は年初来高値を更新。ハッチ・ワーク、タイミー、フルッタフルッタ、INTLOOP、ブロードエンタープライズが買われた。
一方、光フードサービス、グリーンモンスター、キッズスター、ゼネラル・オイスター、アルファクス・フード・システムなど19銘柄が年初来安値を更新。雨風太陽、ジェリービーンズグループ、CaSy、リファインバースグループ、CINCが売られた。