続落スタート、衆院選で与党大敗
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、衆院選で与党大敗
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28日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前週末比155円97銭安の3万7757円95銭。
前日に投開票された衆院選挙は自民党と公明党の両党を合わせた議席数が総定数465議席の過半数を大きく下回ったことで、国内政局に対する不安感が一段と意識される状況にあり、日経平均は下値模索の展開になった。
ただ、今回の選挙で与党の大苦戦は事前に織り込みが進んでいたこともあり、押し目買いや空売り買い戻しが全体相場を支える形となることも想定される。
足もと外国為替市場でドル高・円安が更に進んでいることは輸出株中心にポジティブ材料となりやすい。前週末の米国株市場でNYダウは下げたものの、ハイテク株に根強い買いが続き、ナスダック総合株価指数が上昇基調を維持したことも投資家のセンチメント改善に寄与しそうだ。
東証株価指数(TOPIX)も朝安後上昇に転じた。
個別では、アドテストや東エレクが大幅高。中外薬やソフトバンクグループ(SBG)が上昇している。ファナックやトヨタ、ホンダが買われている。一方、信越化やオリンパス、日立建機が安い。