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値下がり優勢、投資家心理が悪化
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家心理が悪化

東証グロース市場は同日の日経平均株価が下落するなか、新興株市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。
東証グロース市場250指数は3日ぶりに反落した。終値は前日比2.84ポイント(0.42%)安の670.86だった。グロースCoreは続落。
トランプ米大統領による輸入車への追加関税表明や、中国の半導体輸入規制強化などへの警戒から米ハイテク株が下落。投資家心理が悪化し、東証グロース市場では6割以上の銘柄が値下がりした。
国内債券市場では長期金利が1.590%と、16年5カ月ぶりの水準に上昇(債券価格は下落)した。PER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄が多い新興株市場では、金利上昇で相対的な割高感が意識されやすいことも重荷だった。
 
グロース市場ではトライアルやGENDA、カバーが下落した。一方、ノートやフリー、ライフネットが上昇した。
値上がり銘柄数188、値下がり銘柄数378と、値下がりが優勢だった。
 
27日に東証グロース市場に新規上場したダイナマップは9時55分に公開価格(1200円)を330円(27.50%)上回る1530円で初値をつけた。その後は初値を挟んで荒い値動きが続いた。終値は初値比71円(4.64%)高の1601円だった。
 
同じく27日に東証グロース市場に新規上場したゼンムテックは買い気配のまま上場初日を終え、売買は成立しなかった。
 
 
個別では、イオレがストップ高。noteは一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、ミライロ、CRI・ミドルウェア、バリューゴルフ、ベイシスなど8銘柄は昨年来高値を更新。セルシード、ZUU、トランスジェニックグループ、Ridge-i、ユカリアが買われた。
 
 一方、カウリス、イントランス、ミーク、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、ユナイテッド&コレクティブなど6銘柄が昨年来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、Institution for a Global Society、グリーンエナジー&カンパニー、サインド、雨風太陽が売られた。
 
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