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来週は、軟調展開か

来週は、軟調展開か
 






 
Market Data
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【日経平均】
37120円33銭(▲679円64銭=1.80%)
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【TOPIX】
2757.25(▲58.22=2.07%)
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【グロース250】
668.89(▲1.97=0.29%)
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【プライム売買高】19億3894万株(▲1億2390万株)
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【売買代金】4兆4761億円(▲3703億円)
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【値上がり銘柄数】150(前日:1051)
【値下がり銘柄数】1435(前日:523)
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【新高値銘柄数】34(前日:61)
【新安値銘柄数】7(前日:2)
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【25日騰落レシオ】109.34(前日:114.36)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は679円安と続落、一時3万6800円台に下落
 2.3月末の配当権利落ち日で日経平均は300円あまり下押す
 3.米自動車関税が懸念されトヨタやホンダ、日産などが売られる
 4.アドテストやディスコ、東エレクなど半導体関連株も下落
 5.ディーエヌエやJT、サンリオが高く、フジHDが値を上げる
 
 
今週は軟調となった。
日経平均は週半ばまでは一進一退。米国株に持ち直しの兆しが見られたことから、26日には1カ月ぶりに終値で3万8000円を上回った。
しかし、トランプ大統領が輸入自動車に対して一律で25%の追加関税を課すと発表したことから、27日は大幅安。自動車株や半導体株が強く売られたことで、リスク回避ムードが強まった。28日は米国株安と配当落ちの影響で600円を超える下落。3万7000円を割り込む場面もあった。
日経平均は週間では約556円の下落。配当落ちの影響は300円程度あったが、それを踏まえても弱かった。週足では3週ぶりに陰線を形成した。
 
 
来週は、軟調展開か。
4月相場に突入し、週末の4月4日には米国の3月雇用統計が発表される。その手前では米国で輸入自動車に対する追加関税が発動される見通しとなっており、米国からのニュースに神経質になると思われる。
トランプ大統領からマーケットにネガティブな発言が出てきた場合には、米雇用統計の発表を前に見切り売りが加速する展開も想定される。
直近の下げに対するリバウンドがあったとしても、高くなれば戻り売りが上値を抑えるだろう。4月4日には安川電機が決算発表を予定しているが、米中対立に対する警戒が強い局面ではリスク要因と受け止められる可能性がある。弱材料の方により敏感となり、上げづらく下げやすい地合いが続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
 
38654.54  26週移動平均線
38554.63  200日移動平均線
38434.42  13週移動平均線
38192.68  均衡表基準線(週足)
38149.34  ボリンジャー:+1σ(25日)
38121.41  均衡表転換線(週足)
37727.57  ボリンジャー:-1σ(26週)
37668.95  6日移動平均線
37642.59  均衡表基準線(日足)
37594.60  25日移動平均線
37542.81  均衡表転換線(日足)
37351.95  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
37120.33  ★日経平均株価28日終値
 
37039.86  ボリンジャー:-1σ(25日)
36800.59  ボリンジャー:-2σ(26週)
36793.11   新値三本足陰転値
36485.12  ボリンジャー:-2σ(25日)
36482.53  均衡表雲上限(週足)
36269.48  ボリンジャー:-2σ(13週)
36142.14  均衡表雲下限(週足)
35930.38  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
 
終値は下向きの25日移動平均線の下方に再び押し戻された。ただ、ローソク足はマド空けを伴う陰線を引いたが、36864.93円まで長い下ヒゲを出しており、節目の37000円前後での一定の買い需要も確認された形となった。一方、週足では下向きの52週線を13週線が下回ってデッドクロス(DC)を形成しており、中長期的な下落圧力の強まりにも警戒が必要となろう。
 
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