反落スタート、半導体関連に売り
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、半導体関連に売り
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29日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比143円98銭安の3万8205円08銭。
前日の米株式市場は、感謝祭のため休場だった。手掛かり材料難の状態のなか、為替は1ドル=151円20銭前後と前日夕方に比べ円高方向に振れていることが警戒され、東京株式市場は値を下げてスタートした。
総務省が29日発表した11月の都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.2%上昇した。伸び率は10月(1.8%)から拡大し、QUICKがまとめた市場予想(2.1%)も上回った。日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの見方が強まり、日米の金利差縮小を見据えた円買い・ドル売りが入りやすくなっている。トヨタや日産自などが安い。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、エムスリーやキッコマン、テルモが下落している。一方、SOMPOや東ガス、関西電が上昇している。