値上がり優勢、自律反発狙いの買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、自律反発狙いの買い
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東証グロース市場は前週末の米株高を受けて20日の日経平均株価が上昇するなか、新興株市場でも運用リスクをとる動きが優勢だった。年明け以降、グロース250指数は下落基調が続いていたため、自律反発狙いの買いも入りやすかった。
一方で商いは薄く、上げ一巡後はトランプ次期米大統領の就任を控えて様子見姿勢が強まった。市場参加者は、「小型株は日替わり物色が続く中で、地合いの良さからきょうは買いが優勢だった」
グロースCoreは反発。
東証グロース市場250指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比5.41ポイント(0.86%)高の631.26だった。グロース市場ではフリーやタイミーが上昇した。一方、GENDAやカバーが下落した。
値上がり銘柄数382、値下がり銘柄数185と、値上がりが優勢だった。
個別ではフィスコ、ELEMENTS、揚羽がストップ高。Schoo、ククレブ・アドバイザーズ、デジタルプラス、バンク・オブ・イノベーション、サイバートラストなど6銘柄は昨年来高値を更新。テックポイント・インク、グリーンモンスター、フォルシア、ラクサス・テクノロジーズ、ispaceが買われた。
一方、ロゴスホールディングス、PRISM BioLab、INGS、TMH、ラクサス・テクノロジーズなど12銘柄が昨年来安値を更新。Will Smart、AHCグループ、note、Heartseed、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が売られた。