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反落、円高ドル安の加速が重しに
東京株式(大引け)=反落、円高ドル安の加速が重しに
【大引け概況】
 
7日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比279円51銭安の3万8787円02銭だった。
 
 
本日のマーケット動画
時間:00:01:20 容量:16.61M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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前日の米株式市場では、NYダウが125ドル安と3日ぶりに反落。7日の1月米雇用統計の発表を控え、利益確定売りが膨らんだ。また、日銀による追加利上げ観測が浮上し円高が進むなか、この日の日経平均株価は下落してスタートした。特に、午前9時過ぎには1ドル=150円90銭台に円高が加速。この円高を嫌気する格好で日経平均株価は前日に比べ300円強下落した。
 
日経平均株価への寄与度の大きい東京エレクトロンが下落したことも響いた。トヨタなど輸出関連株の重荷となった。その後、為替が151円台に値を戻すと日経平均株価の下落幅は縮小した。ただ、今晩は米雇用統計に加え、石破首相とトランプ米大統領による初の日米首脳会談が予定されていることから後場にかけ様子見姿勢も強まった。
 
市場では「日米首脳会談でトランプ氏が円の弱さについて指摘した場合、円高が一段と進行する可能性が高く輸出関連株には向かい風となる」との声が聞かれた。
 
 

東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。終値は14.97ポイント(0.54%)安の2737.23だった。JPXプライム150指数も4日ぶりに反落し、10.27ポイント(0.85%)安の1204.62で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆5765億円、売買高は21億6458万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は827。値上がりは751、横ばいは62だった。
 
業種別では精密機器や不動産、輸送用機器などが下落し、鉄鋼や海運が上昇した。
 
個別銘柄では、IHIや三菱重工業、フジクラが安く、レーザーテックやソフトバンクグループが売られた。トヨタ自動車やソニーグループ、任天堂が軟調。三井不動産やフジ・メディア・ホールディングスが下落した。
このほか、業績下方修正で増益率は大幅に鈍化したTOWAが急落、インターメスティック、都築電気、朝日工業社などが値下がり率上位となった。

半面、ディスコやアドバンテストが高く、川崎重工業がしっかり。日産自動車や三菱自動車工業は値を上げた。富士フイルム、キーエンスや日本郵船、日本製鉄、川重、神戸鋼が高い。決算内容が好感されたFOOD & LIFE COMPANIESが急伸した。
このほか、10-12月期営業益は市場予想を大幅上振れたメルカリや業績想定線で自社株買い実施などを発表したニチコンが急騰。ほか、ライト工業、SREホールディングスなどが値上がり率上位となった。






 
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