値下がり優勢、利益確定の売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定の売り
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東証グロース市場は、朝は買い優勢で始まったものの、買い一巡後は前日終値付近でのもみ合いとなり、小幅高で取引を終えた。
この日の東京株式市場は「個人投資家中心の相場で、値動きのある小型株に配当の再投資が向かった」という。これにより、グロース市場は商いが盛り上がったものの、買いが入ると利益確定の売りもすぐに出て、売り買いは交錯していた。
市場では「投資家の関心が東証プライム上場銘柄に向かっており、新興株を物色する動きは限られた」との声が聞かれた。金利上昇圧力が根強いことも高PER(株価収益率)の成長(グロース)株が多い新興株には逆風ともみていた。
グロースCoreは小幅続落。グロース市場ではGENDAやフリー、カバーが上昇し、トライアルやインテグラルが下落した。
値上がり銘柄数237、値下がり銘柄数324と、値下がりが優勢だった。
個別では、True Dataがストップ高。タスキホールディングス、THECOO、リビン・テクノロジーズ、AI CROSS、BTMなど9銘柄は年初来高値を更新。フレクト、カイオム・バイオサイエンス、海帆、サークレイス、アルファポリスが買われた。
一方、ジンジブ、Will Smart、トランスジェニックグループ、TMH、サンクゼールなど24銘柄が年初来安値を更新。グロービング、ステラファーマ、ブルーイノベーション、フルッタフルッタ、ACSLが売られた。