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方向感に欠ける展開か

方向感に欠ける展開か
Market Data
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【日経平均】
38647円75銭(△285円22銭=0.74%)
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【TOPIX】
2712.63(△19.61=0.73%)
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【グロース250】
669.01(△7.52=1.14%)
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【プライム売買高】20億0507万株(△4億0202万株)
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【売買代金】5兆1924億円(△1兆3368億円)
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【値上がり銘柄数】1107(前日:637)
【値下がり銘柄数】474(前日:944)
【新高値銘柄数】64(前日:59)
【新安値銘柄数】1(前日:3)
【25日騰落レシオ】127.22(前日:116.92)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は285円高と反発、3万8600円台に上昇
 2.前日のNYダウは米景気拡大期待で243ドル高と最高値に
 3.引けにかけ買い直され、日経平均は1ヵ月ぶり高値圏
 4.今晩の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表待ちの動きも
 5.ディスコやアドテスト、東エレクといった半導体関連株が堅調
 
 
今週は、堅調となった。前の週の23日に、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が「政策を調整する時が来た」と言及。市場は9月FOMCでの利下げを確約した発言と受け止めた。23日の米国市場では10年債利回りが大きく低下し、ダウ平均が400ドルを超える上昇となった。
 
来週は、方向感に欠ける展開か。
9月相場に突入するが、週明けの9月2日は米国が休場。また、週末の6日には米国の8月雇用統計が発表される。週前半は米国の休場があるため商いが盛り上がりづらく、中盤以降は米雇用統計を前に様子見姿勢が強まるだろう。米雇用統計の注目度が高いだけに、週間では指数の水準は大きくは変化しないとみる。ただ、米国では雇用統計以外にも経済指標の発表が多い。ドル円や米金利の振れ幅も大きくなると思われるだけに、日本株は米指標に一喜一憂が続くと予想する。
 
 
日本株を見る上では、
(1)急激な円高が発生しない
(2)円高がネガティブに作用しない銘柄の動きが良くなる―といった点が重要となる。
 
為替の急変動があるかどうかを予測するのは難しく、円高に耐性のある銘柄の裾野が広がることが期待される。小売株(インバウンドの恩恵が大きい百貨店は除く)はその候補となり得る。また、新興市場の銘柄も、円高自体はさほど逆風にはならない。今週のグロース250指数は週間で4%を超える上昇となった。小売や新興銘柄を中心に内需の深掘りが進むかが注目されるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
 
41498.22  ボリンジャー:+2σ(26週)
40628.46  ボリンジャー:+2σ(25日)
40253.05  ボリンジャー:+1σ(13週)
40116.06  ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89  均衡表雲上限(日足)
39958.17  均衡表雲下限(日足)
38876.30  ボリンジャー:+1σ(25日)
38733.90  26週移動平均線
38649.68  75日移動平均線
 
38647.75  ★日経平均株価30日終値
 
38578.59  13週移動平均線
38357.53  6日移動平均線
38211.01   新値三本足陰転値
38137.81  均衡表転換線(日足)
37359.01  200日移動平均線
37351.74  ボリンジャー:-1σ(26週)
37124.13  25日移動平均線
36904.13  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
節目の3万8000円を下回る場面はなく、終値とザラ場高値はともに8月5日ボトムとする暴落後の高値を付けて8月相場を終えた。日足ローソク足は4本連続陽線を描いて強い買い意欲を窺わせた。株価下方では、下降を続けてきた25日移動平均線が上向きに転換。一目均衡表では遅行線が強気シグナル発生を開始し、地合い改善を示唆した。週足ローソク足が3本連続陽線で高値、安値、終値をそろって切り上げて赤三兵を示現したこともあり、来週の株価上昇が期待される。
 
 
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