続落スタート、円の強含みが重荷
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【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、円の強含みが重荷
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21日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前営業日比132円51銭安の3万7619円37銭。
前日の米株式市場は、NYダウは11ドル安と小幅反落。トランプ政権の関税政策に対する警戒感が続いた。東京市場は20日の休場を挟んでの取引となったが、足もとで為替は1ドル=148円台半ばの円高に振れていることを嫌気する売りが先行している。
総務省が21日発表した2月の全国消費者物価指数(CPI、2020年=100)は生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.0%上昇した。市場関係者は「やや強いCPIを受けて為替が円高に振れていることは日本株の重荷となっている」と指摘した。
東証株価指数(TOPIX)も朝安後に上昇している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やリクルート、ソニーGが上昇している。信越化や京セラ、NTTデータが下落している。