値上がり優勢、好材料銘柄に買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、好材料銘柄に買い
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東証グロース市場は19日の日経平均株価が上昇するなど株式相場全体の良好な地合いを背景に、新興市場では好材料が出た銘柄を中心に買いが入った。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比11.95ポイント(1.93%)高の631.21だった。
東証グロース市場250指数の上昇率は、日経平均(0.51%)と比べ大きかった。市場関係者は「大型株は米トランプ次期政権の政策への不透明感から海外リスクが意識されやすい」と指摘。そのうえで「中小型株は内需株が多く、出遅れ感もあり、見直し買いが入ったようだ」とみていた。新興市場は情報・通信など内需型の銘柄が多く、東証プライム市場の大型株と比べて海外景気の減速などによる業績への影響を受けにくいとの見方が多いようだ。
グロース市場ではプレイドやシェアテクが上昇した。一方、トライアルやインフォRは下落した。
値上がり銘柄数388、値下がり銘柄数163と、値上がりが優勢だった。
個別ではエルテス、GMOフィナンシャルゲート、かっこ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、アジャイルメディア・ネットワークなど6銘柄がストップ高。クリングルファーマ、T.S.Iは一時ストップ高と値を飛ばした。Hmcomm、アンビション DX ホールディングス、フィスコ、シェアリングテクノロジー、プレイドなど12銘柄は年初来高値を更新。リニューアブル・ジャパン、BBDイニシアティブ、ROXX、ジャパンM&Aソリューション、オルツが買われた。
一方、ジンジブ、トランスジェニックグループ、ユナイテッド&コレクティブ、ラキール、リビン・テクノロジーズなど11銘柄が年初来安値を更新。クオリプス、ベルトラ、Schoo、セルシード、THECOOが売られた。