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値上がり優勢、様子見商状
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、様子見商状

 
東証グロース市場は取引時間中に自民党総裁選が行われる中、東京株式市場は状況を眺めながらジリ高基調。新興市場も様子見商状ながら連動し、買い優勢となった。
グロースCoreは続伸。東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比14.10ポイント(2.13%)高の675.75だった。午後の東京外国為替市場で円相場が一段安となり、一時1ドル=146円台半ばまで売られた。円の下落に歩調を合わせるように、指数は大引けにかけて一段高となり、9月3日以来約3週ぶりの高値水準となった。
 
内閣府特命担当相として宇宙政策も担当する高市早苗氏が自民党総裁選の有力候補となっていたため、総裁選の投開票が進む中、値動きの軽いQPS研やアストロスケールが人気になった。この日上場したAiロボテクスは公開価格を大きく上回って推移するなど、好スタートを切った。
グロース市場ではQPS研究所や弁護士COMが上昇した。一方、トライアルやカバーは下落した。
値上がり銘柄数350、値下がり銘柄数200と、値上がりが優勢だった。
 
27日に東証グロース市場に新規上場したAiロボは公開価格(1760円)を上回る2514円で初値を付けた。大引けは2525円だった。
 
個別では、ライスカレー、Liberaware、QPS研究所がストップ高。INGSは一時ストップ高と値を飛ばした。グリーンエナジー&カンパニー、Heartseed、グロースエクスパートナーズ、グランディーズ、アンビション DX ホールディングスなど12銘柄は年初来高値を更新。アストロスケールホールディングス、ノイルイミューン・バイオテック、データセクション、アドベンチャー、カウリスが買われた。
 
 一方、ROXX、アスア、キッズスター、ゼネラル・オイスターが年初来安値を更新。フィードフォースグループ、gooddaysホールディングス、コラントッテ、アディッシュ、CRGホールディングスが売られた。
 
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