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反発417ドル高、相互関税を注視
【市況】反発417ドル高、相互関税を注視

3月31日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前週末比417ドル86セント(1.00%)高の4万2001ドル76セントで終えた。月末・四半期末で機関投資家による資産配分を調整するための株買いが入った。
 
トランプ大統領は30日、相互関税について「すべての国」に適用する可能性に言及。警戒感が高まり、ダウ平均は一時400ドル超下げた。ただ、市場では「実務的にすべての国に関税をかけるのは難しい」との楽観的な見方が徐々に広がり、取引終盤にかけて買いが優勢となった。
 
ダウ平均は前週末時点で2月末を5%あまり下回っていた。株式相場の調整が進んだ後で月末・四半期末特有の持ち高調整の買いが入ったとの見方があった。今月の下げが大きかったウォルマートやホーム・デポなど消費関連株が上げた。ダウ平均の上げ幅は500ドルを超える場面があった。
 
S&P500種株価指数は31日の取引時間中に目先の下値メドとして意識されていた5500を割り込む場面があり、主力株の一部には自律反発を期待した買いが入ったとの指摘もあった。
 
トランプ米大統領は4月2日に「相互関税」の内容を公表する見通し。4月3日からは輸入自動車に25%の関税を課す方針を示している。関税引き上げがインフレ進行や景況感の一段の悪化につながるとの懸念が強い。ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンといった業績が景気に左右されにくい銘柄にも買いが入った。
 
朝方は売りが先行し、ダウ平均は400ドルあまり下げる場面があった。トランプ氏は30日、相互関税を巡り全世界の国・地域が対象になると述べた。米国の関税政策が貿易戦争や世界経済の悪化につながるとの見方は引き続き相場の重荷となった。ダウ平均は2カ月連続で下落し、月間で1839ドル下げた。
 
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、シャーウィン・ウィリアムズやコカ・コーラ、アップルが高かった。半面、エヌビディアとアマゾン・ドット・コムが下げた。
 
ナスダック総合株価指数は4日続落した。前週末比23.704ポイント(0.13%)安の1万7299.287(速報値)と昨年9月以来、半年ぶりの安値で終えた。アナリストが目標株価を引き下げたテスラが下げた。28日に上場した人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブは7.3%安だった。
 
ナスダック総合は月間で8.2%安と、2カ月連続で下落した。下落率は2022年12月以来の大きさだった。
 



【シカゴ日本株先物概況】
3月31日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前週末比335円安の3万6045円で終えた。この日は月末・四半期末で機関投資家の持ち高調整の買いが入り米ダウ工業株30種平均などが上昇したものの、日経平均株価は1500円あまり急落していたため、シカゴ市場では日経平均先物に売りが優勢だった。
 
シカゴ日経225先物 (円建て)
36045 ( +325 )
 
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
36130 ( +410 )
 
( )は大阪取引所終値比






【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
 
3月31日の英FTSE100種総合株価指数は3日続落した。前週末比76.04ポイント(0.87%)安の8582.81と3月13日以来、約2週間ぶりの安値で終えた。米関税政策の先行きが見通せないなかで、貿易摩擦が世界景気の重荷になるリスクが意識された。

FTSEの構成銘柄では、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が6.62%安、賭け屋大手エンテインが5.65%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションが5.64%安と下げを主導。一方、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコは1.86%高、同業インペリアル・ブランズは1.38%高、医療機器大手スミス・アンド・ネフューは1.31%高となった。

 
 



■ドイツ・フランクフルト株価指数

3月31日のドイツ株価指数(DAX)は4日続落した。前週末比298.03ポイント(1.32%)安の2万2163.49と2月12日以来、約1カ月半ぶりの安値で終えた。貿易摩擦が米欧景気に悪影響を及ぼしかねないとの不安が根強い。米関税政策を巡る新たな情報待ちという状況の中で投資家が慎重姿勢を強め、株式に売りが優勢となった。

個別では、高級車メーカーのポルシェが4.05%安、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が3.51%安、化学品商社ブレンタークが3.50%安と売られた半面、香料大手シムライズは0.91%高、エネルギー大手イーオンは0.76%高、防衛大手ラインメタルは0.69%高で引けた。




■フランス・パリ株価指数
 
フランスの株価指数CAC40は4日続落し、前週末比1.58%安の7790.71と1月21日以来の安値で終えた。欧州主要600社の株価指数であるストックス600も下落し、終値は533.92と2カ月ぶりの安値となった。
 

 
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