反発スタート、欧米金融システム不安の後退で
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【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、欧米金融システム不安の後退で
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22日の日経平均株価は大幅に反発して始まった。始値は祝日前の20日終値(2万6945円67銭)に比べて352円48銭高の2万7298円15銭だった。
前日の欧州株市場が全面高の様相を見せたほか、米国株市場でも広範囲に買い戻しが続きNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高となった。NYダウは直近2営業日で700ドル近く水準を切り上げており、これを受けて東京株式市場でもマーケットのセンチメント改善が急となっている。
日経平均株価は前週末に380円あまり下落していたこともあり、きょうはその反動もあってリバウンド余地の大きさが意識されやすい。日本時間あす未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控えるが、足もとではリスクを取る動きが鮮明で、日経平均は寄り付きで2万7000円台を大きく回復する格好となっている。
東証株価指数(TOPIX)は20日終値に比べて2%超上昇する場面があった。業種別TOPIXは全33業種が上昇している。証券商品先物や保険業、銀行業など金融株の上昇が目立つ。
個別では、サイバーや第一三共、野村が大幅に上昇している。三菱UFJや第一生命HDも高い。半面、セブン&アイは下落している。