買い上がる材料に乏しい状態か
![]() |
買い上がる材料に乏しい状態か |
Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
37608円49銭(▲68円57銭=0.18%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2790.88(▲13.28=0.47%)
--------------------------------------------
【グロース250】
665.57(▲1.53=0.23%)
--------------------------------------------
【プライム売買高】16億5666万株(▲10億0803万株)
--------------------------------------------
【売買代金】3兆7895億円(▲2兆2014億円)
--------------------------------------------
【値上がり銘柄数】476(前日:757)
【値下がり銘柄数】1105(前日:834)
--------------------------------------------
【新高値銘柄数】45(前日:94)
【新安値銘柄数】4(前日:3)
--------------------------------------------
【25日騰落レシオ】100.20(前日:108.36)
--------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、極めて狭いレンジでの上下動に終始
2.引け際に大口売りで安値引け、相互関税への警戒感根強い
3.下値では3月配当権利取りの駆け込み買いが全体を支える
4.大引けに下げ幅広げるなか、個別銘柄の値下がり数は減少
5.防衛関連や半導体関連が安く、メガバンクなども売り優勢
トランプ関税の影響が読み切れない上に、3月に権利が確定する銘柄は週末には権利落ちで見た目の水準が大きく切り下がると思われるだけに、このタイミングで敢えてトレードする理由は乏しい。
クロージングオークションで一段安となることへの懸念が払しょくされるまでは上値の重い状態が続くだろう。安値引けとはいえ大幅安ではないだけに、底堅く推移できるかは注目される。きょうの終値は3万7608円。直近で3万8000円を上回った場面もあっただけに、3万7500円辺りでは踏みとどまってほしいところだろう。
3月相場は過去10年を振り返って海外投資家が8回売り越している。その受け皿となることに不安はあるのだが、4月はガラリと風景が変わり、海外投資家は過去10年で9回買い越している。このアノマリーを信じるのであれば、ここは慎重に買い持ちを高め、4月相場でキャピタルゲインを回収することを考える。しかし、米国株が下げ止まったとはいえダッチロール気味の値動きであり、ここは主力株以外で投資戦略を練りたいところ。
あすのスケジュールでは、日銀金融政策決定会合の議事要旨(1月23〜24日開催分)、国際決済銀行(BIS)国際金融取引統計及び国際与信統計の日本分集計がいずれも朝方取引開始前に開示されるほか、基調的なインフレ率を捕捉するための指標、2月の外食売上高、2月の全国百貨店売上高が午後取引時間中に発表される。また、この日は東証グロース市場にビジュアル・プロセッシング・ジャパン<334A>が新規上場する。海外では3月の独Ifo企業景況感指数、1月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、2月の米新築住宅販売件数、3月の米消費者信頼感指数などが予定される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
39432.61 ボリンジャー:+2σ(25日)
39107.03 均衡表雲上限(日足)
39099.93 均衡表雲下限(日足)
38741.07 75日移動平均線
38673.31 26週移動平均線
38634.21 ボリンジャー:+1σ(25日)
38571.10 200日移動平均線
38471.97 13週移動平均線
38192.68 均衡表基準線(週足)
38121.41 均衡表転換線(週足)
37835.82 25日移動平均線
37784.30 均衡表基準線(日足)
37773.05 ボリンジャー:-1σ(26週)
37608.49 ★日経平均株価24日終値
37555.41 6日移動平均線
37427.95 ボリンジャー:-1σ(13週)
37057.86 均衡表転換線(日足)
37037.42 ボリンジャー:-1σ(25日)
36872.78 ボリンジャー:-2σ(26週)
36790.03 新値三本足陰転値
36482.53 均衡表雲上限(週足)
下げ幅は68.57円と小さかったが、寄り付き高値から5日移動平均線をわずかに下回って安値引け。ローソク足は上下ともにヒゲのない「陰の丸坊主」で強い売り圧力を窺わせた。ザラ場高値の25日線(37835.82円)越えを経て25日線割れで大引けを迎える展開が本日まで4営業日続いており、下降中の25日線前後での売り圧力の強さを再確認する形となった。