軟調展開か
【オープニングコメント】 軟調展開か |
30日の東京株式市場は反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万7300円-3万8000円を想定。(27日終値3万9829円56銭)
27日の米国株はダウ平均が上昇、S&P500とナスダックが下落とまちまち。ダウ平均は137ドル高の42313ドルで取引を終えた。
日経平均株価は前週末27日かけて大幅続伸した反動や、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、前週末27日の大阪取引所清算値比2400円安の3万7450円だったこともあり、同清算値に接近する動きが先行するとみられる。
また、前週末27日の自民党総裁選では、新総裁に石破茂氏が就任。同氏は10月1日召集の臨時国会で首相に選出される見込みだが、総裁選の期間中には、金融所得課税の強化に言及したほか、財政出動にも慎重な姿勢を示していたことから、今後の政策方針を確認したいとして、手控えムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の前半(前週末27日は143円18-21銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同159円40-44銭)と円高に振れている。輸出関連銘柄を中心に軟調な動きを強いられそう。
【好材料銘柄】
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.24%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月30日から25年3月31日まで。
■ペルセウスプロテオミクス <4882>
抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」の真性多血症を対象とした特許が国内で登録。順天堂大学と共同出願。
■日本精線 <5659>
今期経常を23%上方修正・3期ぶり最高益、配当も10円増額。
■テクノホライゾン <6629>
オーストラリアのIT企業であるBCS Technology Internationalと業務提携。
【主な経済指標・スケジュール】
30(月)
【国内】
8月商業動態統計(8:50)
8月鉱工業生産指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
しまむら、アダストリア、TAKARA&C、スターマイカHD、ERIHD、YEDIGIT、日プロセス、ピックルスHD、インテG
【海外】
中国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:30)
中国9月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
《米決算発表》
カーニバル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。