値下がり優勢、中小型株に着目した買い
![]() |
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、中小型株に着目した買い
|
東証グロース市場は前日の米長期金利の上昇を受け、グロース(成長)株の多い国内新興市場でも売りがやや優勢だった。前引け間際に日経平均株価が急速に下げ幅を拡大すると、歩調をあわせてマザーズ指数も下げ幅を広げた。
マザーズ指数は上げる場面も目立った。指数は年初来安値圏での推移が続いており、値ごろ感に着目した買いが支えになった。市場関係者は、「足元で上昇基調が続いた大型株には過熱感もあり、出遅れ感があった中小型株に着目した買いも入っているようだ」とみていた。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落。
東証マザーズ指数の前日比4.55ポイント(0.62%)安い726.22だった。
東証グロース市場ではビジョナルやフリーが売られた。一方、ライフネットやウェルスナビは買われた。
値上がり銘柄数213、値下がり銘柄数289と、値下がりが優勢だった。
個別ではメディカルネットが一時ストップ高と値を飛ばした。アプリックス、アララ、ROBOT PAYMENT、Photosynth、ロジザードなど9銘柄は年初来高値を更新。ペルセウスプロテオミクス、ティムス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、セルソース、Arentが買われた。
一方、VALUENEX、AVILEN、ハイアス・アンド・カンパニー、ビズメイツが年初来安値を更新。CRGホールディングス、グラッドキューブ、JTOWER、リニューアブル・ジャパン、アルファクス・フード・システムが売られた。