反落スタート、自動車株が下落
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【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、自動車株が下落
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27日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比276円63銭安の3万7750円66銭。
前日の欧州株市場は高安まちまちの展開ながら、独DAXや仏CAC40は軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株を中心に売り込まれる展開で主要株価指数が揃って下落、ナスダック総合株価指数の下落率は2%あまりに達した。特にエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体株の下げが目立つ。トランプ米政権が打ち出す関税政策が米国のインフレ圧力につながるとの見方が市場センチメントを弱気に傾けている。
また、4月2日に導入が予定される相互関税のほか、直近では輸入自動車に対し25%の関税をかけると発表したことで、東京市場でもリスク回避ムードが強まっている。
米国の輸入車に対する関税政策を嫌気し、トヨタやマツダなど自動車株が大きく下げている。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やソニーGが下落している。一方、第一三共やテルモ、富士通が上昇している。