値上がり優勢、円安・ドル高進行などを背景
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、円安・ドル高進行などを背景
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東証グロース市場は外国為替市場での円安・ドル高進行などを背景とした日経平均株価の大幅な上昇を受け、新興市場にも買いが波及した。
前日は、前週後半に高市早苗氏の自民党新総裁就任期待から円安株高が進んだ「高市トレード」の巻き戻しとなり大幅下落。
1日は売りが一巡した値頃感もあり、プライム市場につられる形でグロース250も上昇した。国内証券が目標株価を引き上げたGENDAなど、主力株の一角が大きく上昇し指数をけん引した。
市場関係者からは「大きな材料はないが、個人投資家の物色意欲が再び高まってきているようだ」との声が聞かれた。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比13.16ポイント(2.02%)高の665.79だった。後場に一段高となる場面があった。
グロース市場ではQPS研究所やGENDAが上昇した。一方、タイミーやクオリプスは下落した。
値上がり銘柄数409、値下がり銘柄数143と、値上がりが優勢だった。
個別では、イシン、イタミアート、ペルセウスプロテオミクスがストップ高。Liberawareは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、トヨクモ、AI CROSS、アイ・パートナーズフィナンシャル、GENDAなど8銘柄は年初来高値を更新。サンバイオ、Birdman、アイビス、PRISM BioLab、ドリコムが買われた。
一方、キッズスター、ゼネラル・オイスター、東京通信グループが年初来安値を更新。フューチャーリンクネットワーク、BuySell Technologies、ZETA、インテグループ、ホープが売られた。