値下がり優勢、国内の長期金利上昇
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、国内の長期金利上昇
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東証グロース市場は米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で利下げを決めるとの観測から米長期金利が低下傾向にあり、高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株相場の地合いを支えた。半面、国内の長期金利は日銀の12月利上げ観測を背景に上昇しているとあって上値は重く、グロース指数は下落する場面もあった。
グロースCoreは上昇。
東証グロース市場250指数は小幅に続伸した。前引けは前週末比0.57ポイント(0.09%)高の644.54だった。
グロース市場ではフリーやトライアルが上昇した。半面、カバー、GENDAが下落した。
値上がり銘柄数246、値下がり銘柄数294と、値下がりが優勢だった。
個別では、グロービング、ZUUがストップ高。Terra Drone、夢展望、BTMは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、アシロ、MTGなど6銘柄は年初来高値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、インバウンドプラットフォーム、Aiロボティクス、ROXX、ククレブ・アドバイザーズが買われた。
一方、VRAIN Solution、ライスカレー、アミタホールディングス、サンクゼール、アルファクス・フード・システムなど13銘柄が年初来安値を更新。ジェイフロンティア、カバー、QPS研究所、アストロスケールホールディングス、フーバーブレインが売られた。