神経質な展開か
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神経質な展開か |
26日に発表される米8月新築住宅販売件数や米9月CB(コンファレンスボード)消費者信頼感指数などの経済指標を受け、米国マーケットがどう反応するかが注目されるが、足元では米長期金利が上昇し、株価に影響を与えつつあり、その動向が注視される。また、米議会の予算を巡る交渉難航で政府機関の閉鎖リスクも生じており、相場の不安定要素として警戒される。
あすは、9月末権利付き最終日で、配当狙いの買いに期待が残るものの、28日は権利落ち日で、週末29日には日経平均株価の銘柄入れ替えに伴う換金売りの影響が懸念され、買いが入りにくい面もある。
5日線(3万2598円、26日時点、以下同じ)、25日線(3万2621円)、75日線(3万2661円)とテクニカルの節目が集中しているタイミングで、これらを超えるハードルが高くなってきたことは懸念材料。米長期金利の上昇が続いた場合には、あすは駆け込み買いよりも見切り売りの方が急がれる展開が想定される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
32894.42 均衡表転換線(日足)
32886.24 ボリンジャー:+1σ(13週)
32705.58 6日移動平均線
32661.64 75日移動平均線
32621.56 25日移動平均線
32524.07 均衡表雲上限(日足)
32522.09 均衡表基準線(日足)
32454.78 均衡表転換線(週足)
32396.35 13週移動平均線
32315.05 ★日経平均株価26日終値
32165.97 ボリンジャー:-1σ(25日)
32163.32 均衡表雲下限(日足)
31906.47 ボリンジャー:-1σ(13週)
31710.38 ボリンジャー:-2σ(25日)
31473.93 26週移動平均線
31416.59 ボリンジャー:-2σ(13週)
31254.79 ボリンジャー:-3σ(25日)
30926.71 ボリンジャー:-3σ(13週)
30600.28 均衡表基準線(週足)
29806.92 200日移動平均線
29778.26 ボリンジャー:-1σ(26週)
28082.58 ボリンジャー:-2σ(26週)
ローソク足は下ヒゲのない「陰の大引け坊主」を描いて強い売り圧力を窺わせた。下降中の5日線は75日線やその下に位置する25日線を下回った。75日線と25日線はともに上向きキープしたためデッドクロスには該当しないが、短期的な地合い悪化シグナルとして警戒が必要となろう。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は昨日の141.18%から132.46%へ低下したが、依然として警戒ラインの130%を上回っていることもあり、明日27日も下押しリスクへの留意が必要となろう。