反落スタート、利益確定売りで
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、利益確定売りで
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29日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。始値は前日比81円23銭安の3万8524円30銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも上昇しており、ナスダック指数の方は取引時間中に7月10日につけた最高値を上回る場面もあった。外国為替市場ではドルが買われ円安水準でもみ合っていることは、東京株式市場にプラス材料として働いている。
ただ、前日に日経平均は先物主導のアンワインドで700円近い上昇をみせたこともあって、目先は上値が重い展開に。3万8000円台は累積売買代金も多く戻り売り圧力が意識されやすい。衆院総選挙後の政局不安もくすぶるなか、上値を買い進む動きは期待しづらい一方、リバウンドに乗り遅れた向きの押し目買いが下値を支えそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、ファストリやダイキンが売られている。前日に上昇したファナックや中外薬も下げた。東エレクやレーザーテクなどの半導体関連の一角も安い。一方、アステラスや塩野義、武田などの医薬品株の一角が高い。日東電やリクルートも上昇している。