弱含みの展開か
【オープニングコメント】 弱含みの展開か |
21日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8000円-3万8500円を想定。(20日終値3万8352円34銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が小幅に上昇し、ナスダックが小幅に下落した。ダウ平均は139ドル高の43408ドルで取引を終えた。
現地20日の通常取引終了後、注目された米半導体大手エヌビディアが24年8-10月の決算を発表した。売上高が前年同期比94%増の350億8200万ドル(約5兆4500億円)、純利益が同2.1倍の193億900万ドル(約3兆円)と大幅な増収増益で着地したが、24年11月-25年1月の売上高見通しが市場予想を下回り時間外取引では下落したことから、日本の半導体関連銘柄も軟調な展開を強いられそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の前半(20日は155円65-67銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の後半(同164円65-69銭)と、やや円高方向にあることも重し。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比160円安の3万8280円だった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比160円安の3万8280円だった。
【好材料銘柄】
■サンマルクホールディングス <3395>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.45%にあたる50万株(金額で11億7500万円)を上限に、11月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、牛かつもと村を傘下に持つB級グルメ研究所ホールディングスおよびBQ Internationalの全株式を取得し子会社化する。取得価額は105億円。
■プレステージ・インターナショナル <4290>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.59%にあたる75万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月2日から25年2月15日まで。
■ジオコード <7357>
未定だった今期配当は5円増配。
■SOMPOホールディングス <8630>
今期経常を一転13%増益に上方修正・最高益、配当も20円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の7.44%にあたる7200万株(金額で1550億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月27日から25年5月19日まで。
■東京ガス <9531>
米投資ファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントが19日付で大量保有報告書を提出。エリオットの東ガス株式保有比率は5.03%と新たに5%を超えたとが判明した。
■モリト <9837>
今期配当を5円増額修正。また、24年11月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、上場35周年記念品としてQUOカード500円分を贈呈する。そのほか、服飾雑貨の製造・輸入・販売を手掛けるMs.IDの全株式を取得し子会社化する。
【主な経済指標・スケジュール】
21(木)
【国内】
20年国債入札
【海外】
米11月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米10月中古住宅販売件数(24:00)
《米決算発表》
ディア、ロス・ストアーズ、ネットアップ、インチュイット
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。