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一進一退の展開か

一進一退の展開か
Market Data
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【日経平均】
40063円79銭(▲62円56銭=0.16%)
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【TOPIX】
2860.83(▲7.80=0.27%)
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【グロース250】
675.73(▲14.44=2.09%)
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【プライム売買高】15億3386万株(▲2億3064万株)
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【売買代金】3兆8168億円(▲8490億円)
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【値上がり銘柄数】494(前日:467)
【値下がり銘柄数】1113(前日:1136)
【新高値銘柄数】27(前日:84)
【新安値銘柄数】21(前日:8)
【25日騰落レシオ】120.89(前日:118.18)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は62円安と3日続落、米株安を受け軟調推移
 2.前日のNYダウは533ドル安と7日ぶりに大幅反落
 3.持ち高調整の売りが強まり4万円ラインを巡る攻防に
 4.ディスコや三菱重、トヨタ、東電HDなどが売り優勢
 5.東エレクやアドテスト、キーエンス、信越化が値を上げる

 
日経平均は3日続落。さえない1日ではあったが、それでも終値(4万63円)では4万円を上回った。下落銘柄は多かったし、買いが入った半導体株も後場は伸び悩んでいるだけに、終盤に崩れて下に値幅が出るリスクはあった。心理的節目の4万円と25日線(4万0002円、19日時点、以下同じ)は強く意識されていたと考えられるだろう。
 
この近辺でいったん下げ止まりそうではあるが、4万円を明確に割り込んでしまった場合には、75日線が3万9108円、13週線が3万9089円、26週線が3万8834円に位置しており、これらに近い3万9000円どころが下値のメドとなるだろう。
来週は強く始まれば追随買いで良いが、弱く始まるようなら3万9000円台前半まで調整するのを待った方が良いだろう。
 
 
 
 
今週は大幅安となった。ダウ平均の40000ドル突破や史上最高値更新を好感して三連休明け16日の日経平均は上昇したが、17日は買い先行から失速して3桁の下落。
米国が対中規制を強化するとの観測が伝わったことで、半導体株が大きく売られた。この日の米国市場でもエヌビディアなど半導体株が売られたことから、18日は半導体株の多くが派手に下げて900円を超える下落。
19日には4万円を割り込む場面もあり、3日続落した。日経平均は週間では約1126円の下落となり、週足では6週ぶりに陰線を形成した。
 
 
来週は、一進一退の展開か。
日本では決算発表がスタートし、米国では決算発表が本格化する。国内ではニデックやキヤノン、米国ではテスラやアルファベットなどの決算が注目される。
今週の日経平均が大きく下落して過熱感が削がれている分、決算で好内容が確認できた銘柄には強い買いが入るとみる。また、そういった銘柄がいくつか出てくることで、先行きに対して過度な警戒は高まらないと考える。一方、失望決算を発表した銘柄には厳しい反応が予想されることから、一気に楽観に傾く展開も想定しづらい。決算発表銘柄の値動きは大きくなり、発表前の銘柄は手がけづらくなることから、全体としては週を通して方向感に欠ける動きが続くと予想する。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
 
42074.17  ボリンジャー:+3σ(13週)
41507.41  ボリンジャー:+2σ(26週)
41165.61  ボリンジャー:+1σ(25日)
41125.68  均衡表転換線(日足)
41079.35  ボリンジャー:+2σ(13週)
40996.27  6日移動平均線
40188.49  均衡表基準線(日足)
40171.16  ボリンジャー:+1σ(26週)
40084.53  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
40063.79  ★日経平均株価19日終値
 
40021.89  均衡表転換線(週足)
40002.07  25日移動平均線
39108.46  75日移動平均線
39089.71  13週移動平均線
39057.18  均衡表基準線(週足)
38838.54  ボリンジャー:-1σ(25日)
38834.92  26週移動平均線
38715.14  均衡表雲上限(日足)
38683.70  均衡表雲下限(日足)
38094.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
37675.00  ボリンジャー:-2σ(25日)
37498.67  ボリンジャー:-1σ(26週)
37100.07  ボリンジャー:-2σ(13週)
36517.15  200日移動平均線
 
 
25日移動平均線(40002.07円)や節目の40000円を下回った後は下げ幅を縮小し、終値は62.56円安と小幅の下落にとどまった。株価上方では5日線が急角度で下降したが、ローソク足は5日ぶりに陽線で終了。25日線が上向きをキープしたこともあり、下げ止まりを窺う形となっている。一目均衡表では転換線が下降を続ける一方で、三役好転の強気形状を保っている。変化日を迎える来週23日前後にかけて地合いが強弱どちらの方向にも変化する可能性に留意が必要となろう。
 
 
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