続伸スタート、円安進行が支え
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、円安進行が支え
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3日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比44円89銭高の3万8745円76銭。
前日の米国株市場はレーバーデーの祝日のため休場だったことで、目先手掛かり材料難から東京株式市場でも足もと方向性が見えにくくなっている。欧州株市場では高安まちまちの展開ながら独DAXがプラス圏で着地し最高値を更新するなど強さを発揮した。
また、外国為替市場ではドル高・円安方向に振れており、これは輸出株セクターを中心に追い風材料として意識されやすい。きょうは日経平均が3万8000円台後半の比較的狭いゾーンで売り買いを交錯させる展開が予想される。
国内債券市場での長期金利の上昇(相場は下落)を受け、三菱UFJなど銀行株も高い。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やダイキンなどの値がさ株が買われている。東京海上やMS&ADなどの保険株の上昇も目立つ。一方、村田製や太陽誘電などの電子部品株の一角が売られているほか、SMCやファナックなどの機械株も下落している。