反落スタート、石破新政権の政策に警戒感
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、石破新政権の政策に警戒感
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30日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比711円73銭の3万9117円83銭。
前週末の欧米株市場は総じて上昇し、独DAXやNYダウは史上最高値を更新したが、外国為替市場で急速なドル安・円高が進行している。
前週末に投開票された自民党総裁選で、マーケットが期待した高市早苗経済安全保障担当相ではなく、金融所得課税強化などに言及する石破茂元幹事長が決選投票で大逆転で選出されたことが嫌気され、東京株式市場ではリスクオフのムードが一気に高まった。ただ、下げ幅は想定よりも小さい。
東証株価指数(TOPIX)は大幅に反落している。
個別では、東エレクやアドテストが安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、TDKなど値がさ株の下げも目立つ。トヨタやホンダも売られた。
一方、ニトリHDが高い。三菱UFJやりそなHDなど銀行株の上げも目立つ。