不安定な展開か
不安定な展開か |
Market Data
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【日経平均】
38642円91銭(△107円21銭=0.28%)
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【TOPIX】
2711.64(△10.42=0.39%)
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【グロース250】
625.95(△0.72=0.12%)
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【プライム売買高】21億8810万株(△4608万株)
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【売買代金】4兆6014億円(▲136億円)
【値上がり銘柄数】813(前日:528)
【値下がり銘柄数】768(前日:1075)
【新高値銘柄数】37(前日:44)
【新安値銘柄数】45(前日:49)
【25日騰落レシオ】85.25(前日:85.78)
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■本日のポイント
1.日経平均は107円高と4日ぶり反発、円安進行も追い風に
2.前日のNYダウは下落も東京市場には値頃感からの買いが流入
3.半導体や自動車、機械など輸出関連株中心に値を上げる展開
4.レーザーテクや東エレク、トヨタ、キーエンスなどが買われる
5.好決算発表の三菱UFJやみずほFGなどメガバンクが人気化
今週を軟調となった。
週明け11日の日経平均はプラス圏とマイナス圏を行き来して小幅な上昇。
12日は、前場は3桁の上昇であったが、後場に先物主導で崩れて3桁の下落となった。
13日は600円を超える下落。
米大統領選を材料にリスク選好ムードが高まったが、今週に入ってからはトランプ新政権の負の側面も意識され始めた。
14日は高く始まったものの、買いが続かずマイナス圏に沈んで安値引け。15日は序盤で500円超上昇したが、買い一巡後は値を消して、3桁上昇ながら連日の安値引けとなった。日経平均は週間では約857円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
来週は不安定な展開か。
来週の日経平均株価の予想レンジは、3万8200~3万9400円前後。
国内の7-9月期決算発表が一巡して材料難となる中、米国では水曜20日にエヌビディアが決算発表を予定している。
週前半はこの内容を見極めたい状況下で半導体株が手がけづらく、全体も様子見姿勢が強まるだろう。エヌビディアの決算反応が良ければ投資家心理が強気に傾くことが期待できる一方、反応が悪ければリスクオフとなる可能性もある。
米国の長期金利が高止まりしているだけに、半導体株だけが人気化して他の銘柄からは資金が抜けるといったこともあり得る。半導体株の動向をにらみながら強弱感が交錯し続け、週を通して方向感が定まらないと予想する。
国内では、18日に9月機械受注、20日に10月貿易統計、10月訪日外客数、22日に10月消費者物価指数(CPI)が発表される。19日に東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングスが決算を発表する。22日にガーデンがスタンダード市場に新規上場する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
39995.14 ボリンジャー:+2σ(25日)
39910.55 新値三本足陽転値
39869.19 ボリンジャー:+1σ(26週)
39458.92 ボリンジャー:+1σ(25日)
39388.93 ボリンジャー:+1σ(13週)
39051.68 6日移動平均線
39021.87 均衡表転換線(日足)
38984.77 均衡表基準線(日足)
38922.71 25日移動平均線
38642.91 ★日経平均株価15日終値
38527.68 200日移動平均線
38481.40 26週移動平均線
38386.49 ボリンジャー:-1σ(25日)
38374.83 13週移動平均線
38139.52 均衡表雲上限(日足)
38042.94 均衡表転換線(週足)
37913.89 75日移動平均線
37850.27 ボリンジャー:-2σ(25日)
37751.39 均衡表雲上限(週足)
37360.72 ボリンジャー:-1σ(13週)
37314.06 ボリンジャー:-3σ(25日)
37093.61 ボリンジャー:-1σ(26週)
高値と安値も前日水準を上回り、終値は200日移動平均線の上方に復帰し、200日線前後での一定の買い需要を確認する形となった。一方、ローソク足は陰線が4本並び、本日は25日線上方まで長い上ヒゲを出して25日線付近での上値の重さを窺わせた。下降中の25日線の39.23円上には下向きの5日線が迫って短期デッドクロス(DC)形成寸前となったこともあり、強い調整圧力を残す形で今週の取引を終えた。