119円高と4日続伸、米国株高で買い優勢も上値は重い
東京株式(大引け)=119円高と4日続伸、米国株高で買い優勢も上値は重い
【大引け概況】
5日の日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比119円21銭高の3万9395円60銭だった。
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業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、証券・商品先物取引業、サービス業などが上昇。電気・ガス業、海運業、卸売業などが下落した。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は1.64ポイント(0.06%)高の2742.24だった。JPXプライム150指数は続落し、0.33ポイント(0.03%)安の1219.81で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2150億円、売買高は18億4236万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は967。値下がりは611、横ばいは66だった。
個別では、引き続き川崎重工が買われたほか、フジクラ、住友電工など電線株も強い。
また、一部外資系証券が投資評価を引き上げたことで京王も上昇。アドバンテストが買いを集めた。ソフトバンクグループ(SBG)が高く、リクルートホールディングスも上昇した。任天堂の上値追いも続いている。さくらインターネットも値を上げた。大阪ソーダが急騰、セレス、ラウンドワンが値を飛ばし、KeePer技研、ノーリツ鋼機なども大幅高。カシオ、荏原製作所、日産自、オークマなどが買われた。
半面、「政府が中国人向けのビザの発給要件を緩和」などを材料に買われていた三越伊勢丹は反落したほか、断トツの売買代金をこなした三菱重工業が後場に軟化、レーザーテックも軟調。東京エレクトロンが冴えず、サンリオも前日に続き利益確定売りに押された。第一三共が下落、商船三井も売られた。アドバンスクリエイトが大幅安、日本製鋼所、東京計器、レーザーテック、ニコンも利食われた。KOKUSAI ELECTRICの下げも目立つ。
また、三井物産、三菱商事など商社株も小安い。このほか、ヤマハ、SMC、京成電鉄、ニデックなどが下落した。
5日の日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比119円21銭高の3万9395円60銭だった。
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時間:00:01:29 容量:18.9M ▼音声 VOICEVOX Nemo
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前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株価指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好の流れを引き継いでスタート。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測の高まりなどを背景に、4日の米株式市場では特にハイテク株の上昇が目立った。東京株式市場でも半導体関連のアドバンテストなど値がさ株の一角に買いが入り、日経平均を押し上げた。韓国情勢の不安定化による思惑買いなどで、川重など防衛関連銘柄の上昇も目立った。
ただ、日経平均は寄り付き直後に3万9600円台まで水準を切り上げた後は上げ幅を縮小する展開となった。今月中旬に行われる日銀の金融政策決定会合を控え、追加利上げの有無に関する思惑が錯綜し、全体相場も買い手控えムードが台頭。日経平均は前日まで3営業日続伸し1000円以上水準を切り上げていたこともあり、主力株にポジション調整の売りが出た。TOPIXもプラスで引けたものの、上げ幅はわずかで、個別銘柄も値上がり銘柄数が全体の6割弱を占めるにとどまっている。売買代金は前日と同水準で4兆円台はキープされた。
市場では「短期的に上がりすぎていた印象はあり、米雇用統計などの重要イベントを前に一段の上値追いは難しかったようだ」との声が聞かれた。
日銀の中村豊明審議委員が広島県金融経済懇談会後の記者会見で「利上げに反対しているわけではない」などと語ったことが伝わると、円相場の上昇に歩調をあわせて日経平均は伸び悩む場面があった。
さて、東京株式市場は米国の主要3指数が最高値を更新したことでリスクオンのムードが強まっている状況。国内に材料がなく朝方の買い一巡後は上値が重たくなってしまいがちだが、米株高は今しばらく続きそうなので日本株もじわじわと追随していく12月相場となりそうだ。足元で若干だが出来高が2日連続減少しており、その分上げの勢いがおとなしくなってしまっている。
ただ、日経平均は寄り付き直後に3万9600円台まで水準を切り上げた後は上げ幅を縮小する展開となった。今月中旬に行われる日銀の金融政策決定会合を控え、追加利上げの有無に関する思惑が錯綜し、全体相場も買い手控えムードが台頭。日経平均は前日まで3営業日続伸し1000円以上水準を切り上げていたこともあり、主力株にポジション調整の売りが出た。TOPIXもプラスで引けたものの、上げ幅はわずかで、個別銘柄も値上がり銘柄数が全体の6割弱を占めるにとどまっている。売買代金は前日と同水準で4兆円台はキープされた。
市場では「短期的に上がりすぎていた印象はあり、米雇用統計などの重要イベントを前に一段の上値追いは難しかったようだ」との声が聞かれた。
日銀の中村豊明審議委員が広島県金融経済懇談会後の記者会見で「利上げに反対しているわけではない」などと語ったことが伝わると、円相場の上昇に歩調をあわせて日経平均は伸び悩む場面があった。
さて、東京株式市場は米国の主要3指数が最高値を更新したことでリスクオンのムードが強まっている状況。国内に材料がなく朝方の買い一巡後は上値が重たくなってしまいがちだが、米株高は今しばらく続きそうなので日本株もじわじわと追随していく12月相場となりそうだ。足元で若干だが出来高が2日連続減少しており、その分上げの勢いがおとなしくなってしまっている。
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、証券・商品先物取引業、サービス業などが上昇。電気・ガス業、海運業、卸売業などが下落した。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は1.64ポイント(0.06%)高の2742.24だった。JPXプライム150指数は続落し、0.33ポイント(0.03%)安の1219.81で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2150億円、売買高は18億4236万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は967。値下がりは611、横ばいは66だった。
個別では、引き続き川崎重工が買われたほか、フジクラ、住友電工など電線株も強い。
また、一部外資系証券が投資評価を引き上げたことで京王も上昇。アドバンテストが買いを集めた。ソフトバンクグループ(SBG)が高く、リクルートホールディングスも上昇した。任天堂の上値追いも続いている。さくらインターネットも値を上げた。大阪ソーダが急騰、セレス、ラウンドワンが値を飛ばし、KeePer技研、ノーリツ鋼機なども大幅高。カシオ、荏原製作所、日産自、オークマなどが買われた。
半面、「政府が中国人向けのビザの発給要件を緩和」などを材料に買われていた三越伊勢丹は反落したほか、断トツの売買代金をこなした三菱重工業が後場に軟化、レーザーテックも軟調。東京エレクトロンが冴えず、サンリオも前日に続き利益確定売りに押された。第一三共が下落、商船三井も売られた。アドバンスクリエイトが大幅安、日本製鋼所、東京計器、レーザーテック、ニコンも利食われた。KOKUSAI ELECTRICの下げも目立つ。
また、三井物産、三菱商事など商社株も小安い。このほか、ヤマハ、SMC、京成電鉄、ニデックなどが下落した。