反発スタート、米ハイテク株高が支え
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【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、米ハイテク株高が支え
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6日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比153円10銭高の3万2928円92銭だった。
米国株市場ではハイテク株が底堅さを発揮しNYダウが続落したものの、ナスダック総合株価指数はプラス圏で着地した。 米長期金利が4.16%とおよそ3カ月ぶりの水準に低下し、高PER(株価収益率)銘柄が多い米ハイテク株の買いを誘った。
これを受けて東京株式市場でも足もとで安心感が浮上している。 幅広い銘柄に値ごろ感に着目した買いが入っている。
前日に下げが目立った東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が買われ、指数上昇をけん引している。
日経平均は前日まで3日続落しこの間に700円あまり水準を切り下げており、目先リバウンド狙いの買いを誘導している。
ただ、今週末にメジャーSQ算出を控えており、足もとでは先物主導で不安定な値動きも想定され、積極的な実需買いが入りにくい面もある。3万3000円台復帰を視野に入れる展開だが、上値は重い可能性がある。
東証株価指数(TOPIX)も反発している。
個別では、ファストリや信越化、レーザーテクが高い。一方、資生堂や横河電、川崎汽は安い。