値上がり優勢、資金が流入
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【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、資金が流入
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東証グロース市場は石破茂首相の退陣表明で、次期政権への積極財政期待が高まり指数を押し上げた。自民党総裁選への出馬が予想される候補者への思惑から、防衛関連銘柄などが物色された。新興市場にも資金が流入した。ただ、値幅取り狙いの短期マネーが買いの主体だったとみられ、グロース指数は、朝高後は上げ幅を縮小した。
石破首相の退陣表明を受けて、寄り付きから上昇。思惑先行で徐々に上値が重くなる銘柄も見られたが、終始プラス圏で堅調に推移した。総裁選に絡んで物色された銘柄が多かったことに加え、「高値圏からの調整が進み、買いやすいタイミング」だったことも追い風となった。
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前週末比7.74ポイント(1.01%)高の774.37だった
グロース250、グロースCoreはともに続伸。
グロース市場ではFFRI、リベラウェアが上昇した。一方、ジーエヌアイ、QPS研究所が下落した。
値上がり銘柄数362、値下がり銘柄数204と、値上がりが優勢だった。
個別では情報戦略テクノロジー、コンヴァノ、関通がストップ高。Hmcomm、Institution for a Global Societyは一時ストップ高と値を飛ばした。ジンジブ、D&Mカンパニー、Liberaware、アールプランナー、LAホールディングスなど25銘柄は年初来高値を更新。インティメート・マージャー、AppBank、ディジタルメディアプロフェッショナル、Will Smart、リップスが買われた。
一方、Chordia Therapeutics、GMOリサーチ&AI、JIG-SAWが年初来安値を更新。Ridge-i、イメージ情報開発、Def consulting、窪田製薬ホールディングス、ジィ・シィ企画が売られた。