942円高と反発、半導体や輸出関連に買い
東京株式(前引け)=942円高と反発、半導体や輸出関連に買い
26日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比942円68銭(2.49%)高の3万8812円94銭だった。
朝方からリスク選好の地合いとなり、買い一巡後はいったん伸び悩む場面もあったが、その後は先物主導で一気に買い戻しが加速した。日経平均は900円を超える上昇で3万8800円台まで上値を伸ばし、前場の取引を終えている。前日の欧米株市場は冴えない値動きとなったが、外国為替市場で急速に円安が進んだことが東京株式市場でハイテクセクターを中心に投資資金が流入する背景となった。特に米マイクロン・テクノロジー<MU>が好決算発表を受け時間外取引で急騰したことから、この流れを受けて東京市場でも出遅れが目立つ半導体関連株の人気が際立っている。
円相場がじり安で1ドル=144円台後半とおよそ3週間ぶりの円安・ドル高水準になり、トヨタやホンダなど自動車株の買いを誘った。日経平均は前引けにかけて上げ幅を拡大した。
日経平均が戻り待ちの売りをこなしながら節目の3万9000円を上回れるかが注目されており、市場では「3万9000円を上回る局面では売り方の買い戻しを誘発して株価上昇に弾みが付く可能性が高い」との指摘があった。
本日は権利付き最終売買日のため、9月決算企業のほか、3月決算で中間配当制度を設けている企業など配当利回りの高い銘柄や優待銘柄に、個人投資家を中心とする資金が向かっていることも、日経平均押し上げ要因となっている様子。先物市場でも、配当落ちに絡んだ225先物、TOPIX先物が1.2兆円ほど入るとの市場観測もあり、需給面は良好だ。後場、中国株が一段高となれば、日経平均の3万9000円台回復も視野に入ろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは51.88ポイント(1.96%)高の2702.38だった。JPXプライム150指数も反発した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2011億円、売買高は8億5742万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1457。値下がりは158、横ばいは30だった。
全業種が上昇するなか、その他製品、金属製品、電気機器、機械、精密機器の上げが目立った。
個別では米マイクロンの好決算を受けて、東京エレクトロン、ディスコなどが商いを膨らませ大きく上昇したほか、アドバンテスト、ソシオネクスト、スクリーンHD、SUMCOも上昇。KOKUSAI ELECTRIC、TOWAが急騰するなど半導体製造装置関連株への買いが加速している。三菱重工業が物色人気となり、日立製作所も上昇。ファーストリテイリングも高い。このほか、新作ゲームへの期待からコナミGが上昇。荏原製作所、三越伊勢丹HD、ソフトバンクグループ(SBG)などが買われた。
半面、売買代金トップのレーザーテックは目先筋の利食いにやや押される展開。メルカリも冴えない。ゴルフダイジェスト・オンラインが大幅安、GENOVAも大きく水準を切り下げた。
昨日急落した協和キリンが引き続き売られたほか、アステラス製薬などの医薬品株の一角が売られた。JR東日本やJR西日本などの鉄道株の下げが目立った。日産自動車、三菱自動車、日野自動車が下落。東海カーボン、あおぞら銀行、住友鉱山なども売られた。
26日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比942円68銭(2.49%)高の3万8812円94銭だった。
朝方からリスク選好の地合いとなり、買い一巡後はいったん伸び悩む場面もあったが、その後は先物主導で一気に買い戻しが加速した。日経平均は900円を超える上昇で3万8800円台まで上値を伸ばし、前場の取引を終えている。前日の欧米株市場は冴えない値動きとなったが、外国為替市場で急速に円安が進んだことが東京株式市場でハイテクセクターを中心に投資資金が流入する背景となった。特に米マイクロン・テクノロジー<MU>が好決算発表を受け時間外取引で急騰したことから、この流れを受けて東京市場でも出遅れが目立つ半導体関連株の人気が際立っている。
円相場がじり安で1ドル=144円台後半とおよそ3週間ぶりの円安・ドル高水準になり、トヨタやホンダなど自動車株の買いを誘った。日経平均は前引けにかけて上げ幅を拡大した。
日経平均が戻り待ちの売りをこなしながら節目の3万9000円を上回れるかが注目されており、市場では「3万9000円を上回る局面では売り方の買い戻しを誘発して株価上昇に弾みが付く可能性が高い」との指摘があった。
本日は権利付き最終売買日のため、9月決算企業のほか、3月決算で中間配当制度を設けている企業など配当利回りの高い銘柄や優待銘柄に、個人投資家を中心とする資金が向かっていることも、日経平均押し上げ要因となっている様子。先物市場でも、配当落ちに絡んだ225先物、TOPIX先物が1.2兆円ほど入るとの市場観測もあり、需給面は良好だ。後場、中国株が一段高となれば、日経平均の3万9000円台回復も視野に入ろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは51.88ポイント(1.96%)高の2702.38だった。JPXプライム150指数も反発した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2011億円、売買高は8億5742万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1457。値下がりは158、横ばいは30だった。
全業種が上昇するなか、その他製品、金属製品、電気機器、機械、精密機器の上げが目立った。
個別では米マイクロンの好決算を受けて、東京エレクトロン、ディスコなどが商いを膨らませ大きく上昇したほか、アドバンテスト、ソシオネクスト、スクリーンHD、SUMCOも上昇。KOKUSAI ELECTRIC、TOWAが急騰するなど半導体製造装置関連株への買いが加速している。三菱重工業が物色人気となり、日立製作所も上昇。ファーストリテイリングも高い。このほか、新作ゲームへの期待からコナミGが上昇。荏原製作所、三越伊勢丹HD、ソフトバンクグループ(SBG)などが買われた。
半面、売買代金トップのレーザーテックは目先筋の利食いにやや押される展開。メルカリも冴えない。ゴルフダイジェスト・オンラインが大幅安、GENOVAも大きく水準を切り下げた。
昨日急落した協和キリンが引き続き売られたほか、アステラス製薬などの医薬品株の一角が売られた。JR東日本やJR西日本などの鉄道株の下げが目立った。日産自動車、三菱自動車、日野自動車が下落。東海カーボン、あおぞら銀行、住友鉱山なども売られた。