値下がり優勢、新興市場は資金流入が鈍い
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、新興市場は資金流入が鈍い
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東証グロース市場は米ハイテク株高を受けて東京株式市場では半導体や通信などの大型株に資金が流入する一方、中小型株が多い新興市場は資金流入が鈍く売りが優勢だった。市場では「来週から大型株の決算発表が本格化することもあり、中小型株には関心が向かいにくい」との声があった。
グロースCoreは下落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比5.92ポイント(0.94%)安の624.64だった。
グロース市場ではカバーやノートが下落した。一方、レナやエレメンツが上昇した。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数354と、値下がりが優勢だった。
個別では、レナサイエンスが一時ストップ高と値を飛ばした。ソフトフロントホールディングス、グロービング、サークレイス、リアルゲイトなど5銘柄は昨年来高値を更新。トゥエンティーフォーセブン、クラスターテクノロジー、ティムス、ジェリービーンズグループ、ビースタイルホールディングスが買われた。
一方、TMH、WACUL、コアコンセプト・テクノロジー、カルナバイオサイエンス、Waqooなど6銘柄が昨年来安値を更新。BBDイニシアティブ、フィスコ、シャノン、オンコリスバイオファーマ、ククレブ・アドバイザーズが売られた。