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値上がり優勢、自律反発狙いの買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、自律反発狙いの買い

 
東証グロース市場は与党が大敗する結果となった衆院選を経て今後の政治情勢に対する思惑が交錯するなか、日経平均株価が大幅高となった流れを受けて新興市場でも買いが優勢になった。前週末までの下げの反動で自律反発狙いの買いも入りやすく、グロース指数は後場に一段高となった。
「大型株の上昇になびき、中小型株も堅調に推移した」という。
グロースCoreも大幅反発。東証グロース市場250指数は25日まで4日続落するなどグロース市場銘柄は最近軟調だったため、買いも入りやすかった。終値は前週末比20.58ポイント(3.49%)高の609.88だった。
ただ、指数の上昇率が大きくなった割に商いは伸びず、グロース全体の売買代金は前週末より少なかった。「前週までとは逆に、売り物が薄く小口の買いでも上がりやすかった、という印象だった」という。
グロース市場ではタイミー、ジーエヌアイが上昇した。一方、カバー、ヒュウガプラが下落した。
値上がり銘柄数482、値下がり銘柄数85と、値上がりが優勢だった。
 
28日に東証グロース市場に新規上場したHmcommは公開価格(850円)を約3割上回る1128円で初値を付けた。その後は1139円まで買われる場面があったものの、後場は利益確定売りに押されて終値は906円と初値を大きく下回った。
 
個別ではプロディライトがストップ高。ベースフードは一時ストップ高と値を飛ばした。プロパティデータバンク、カオナビなど3銘柄は年初来高値を更新。タイミー、ハッチ・ワーク、雨風太陽、夢展望、インテグループが買われた。
 
一方、光フードサービス、グリーンモンスター、キッズスター、ゼネラル・オイスター、アルファクス・フード・システムなど19銘柄が年初来安値を更新。モダリス、トゥエンティーフォーセブン、CaSy、THECOO、CINCが売られた。
 
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