値下がり優勢、主力株の一角が下落
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、主力株の一角が下落
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東証グロース市場は、カバーなど主力株の一角が下落し、指数を押し下げた。日銀が12月に追加利上げに踏み切るとの見方から、国内長期金利が上昇していることも新興株の重荷になった。日経平均株価は午後上げ幅を拡大したものの、目立った買いは波及しなかった。
「値動きに注目した直近IPO(新規公開)銘柄の買いなどは見られ、個人投資家はそこそこ元気だ」という。グロース市場の売買代金は1400億円を超えるなど、商いも伸びた。
グロースCoreは上昇。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比2.25ポイント(0.35%)安の641.72だった。
グロース市場ではカバーのほかアストロHD、GENDAが下落した。一方、ウェルスナビが制限値幅の上限(ストップ高)で配分された。バイセルも上昇した。
値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数322と、値下がりが優勢だった。
個別ではグロービング、ZUU、BTM、ウェルスナビがストップ高。Terra Drone、夢展望、ジェネレーションパス、インバウンドプラットフォームは一時ストップ高と値を飛ばした。オルツ、LAホールディングス、アシロ、MTGなど7銘柄は年初来高値を更新。ヘッドウォータース、ククレブ・アドバイザーズ、ベストワンドットコム、ZETA、モイが買われた。
一方、VRAIN Solution、ライスカレー、アミタホールディングス、サンクゼール、アルファクス・フード・システムなど15銘柄が年初来安値を更新。ジェイフロンティア、カバー、QPS研究所、フーバーブレイン、カイオム・バイオサイエンスが売られた。