値上がり優勢、好材料銘柄が上昇
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【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、好材料銘柄が上昇
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東証グロース市場は東証プライム市場の大型株がさえないなか、値動きの軽さから新興株に資金が向かったようだ。高性能な人工知能(AI)計算サービスの提供を4日の取引時間中に発表したデータセクがきょうも買われたほか、記事で老化抑制技術が注目されたレナなどの好材料銘柄が上昇した。
東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前週末比7.48ポイント(1.05%)高の718.07だった。 グロース250は続伸。グロースCoreは小幅高。
市場では「米相互関税の上乗せ分の停止期限が9日と目前に迫るなか、海外景気の影響を受けにくい内需依存型の銘柄が多いとされる新興株が選ばれやすい」との受け止めがあった。
グロース市場では大手証券が投資調査を始めたdelyが買われたほか、リベラウェアも上昇した。一方、Synsやトヨコーは下落した。
値上がり銘柄数364、値下がり銘柄数192と、値上がりが優勢だった。
個別ではデータセクション、ワンダープラネット、ビーマップ、レナサイエンス、サーキュレーションなど7銘柄がストップ高。GreenBee、トリプルアイズは一時ストップ高と値を飛ばした。フルッタフルッタ、技術承継機構、GA technologies、リップス、環境フレンドリーホールディングスなど18銘柄は年初来高値を更新。売れるネット広告社グループ、いつも、イオレ、セカンドサイトアナリティカ、Liberawareが買われた。
一方、SAAFホールディングス、ユカリア、ブッキングリゾート、GMO TECH、みらいワークスなど11銘柄が年初来安値を更新。リンクバル、ヒット、トヨコー、インフォメティス、TENTIALが売られた。