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続伸スタート、米国株の最高値更新が追い風
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米国株の最高値更新が追い風
【寄り付き概況】

16日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比260円23銭高の3万8645円96銭。
 
前日の米国株市場ではNYダウが大幅続伸し約1カ月半ぶりに史上最高値をつけたほか、ナスダック総合株価指数も連日の最高値と上値指向が鮮明となっている。発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想を下回る伸び率となり、インフレに対する過度な懸念が薄れ、投資家のセンチメントが強気に傾いた。
 
また、これに先立って欧州株市場でも主要国の株価指数が軒並み最高値に買われるなどリスクオンの流れが強まっており、相対的に出遅れる東京株式市場でもこれに追随する動きとなっている。ただ、米長期金利の急低下を背景に外国為替市場では急速に円高に振れており、ハイテクセクターを中心に上値を重くする要因となるケースも考えられるだろう。
 
内閣府が16日発表した1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が年率換算で2.0%減だった。2四半期ぶりのマイナス成長となり、市場予想も下回ったが、株式市場への影響は限られている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。クレセゾンやエーザイ、三越伊勢丹が上昇した。一方、外国為替市場での円高進行を背景にトヨタやホンダなど自動車株の一角が安い。日清粉Gや三菱UFJが下落した。





 
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