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反発、最高値更新 終値で初の4万8000円台
東京株式(大引け)=反発、最高値更新 終値で初の4万8000円台
【大引け概況】


9日の日経平均株価は反発し、終値は前日比845円45銭高の4万8580円44銭だった。


 
本日のマーケット動画
時間:00:01:27 容量:17.30M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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終値で4万8000円台に乗せたのは史上初。終値は最高値を更新したものの、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の57%にとどまった。
前日の米ハイテク株高を背景に、ソフトバンクグループ(SBG)が大幅高となり、日経平均を押し上げた。
 
前日の米株式市場では、ナスダック総合株価指数が最高値を更新したほか、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超えて上昇し、最高値を更新した。米起業家のイーロン・マスク氏のAI開発会社が200億ドルを調達し、エヌビディア<NVDA>の半導体の購入に充てる予定だと報じられ、ハイテク株を選好する姿勢が強まり、この流れを受け、東京株式市場でも朝方から半導体関連銘柄を中心に買いが先行。SBGは大幅高となり、株式分割考慮ベースの上場来高値を更新。1銘柄で日経平均を470円程度押し上げた。
値がさハイテク株が集中して物色された一方、自動車株は軟調に推移。防衛関連の一角には利益確定目的の売りが出た。
 
大引けにかけて外国為替市場で円相場が1ドル=153円台に下落すると、日経平均は一段高となった。市場関係者は「日米ともに市場はやや楽観的になりすぎている感じは否めない。日本株の先高観は変わらないものの、急ピッチで上昇してきたので、いつ調整が入ってもおかしくはない」と指摘した。
 
さて、東京株式市場はかなり日経平均偏重の上げになったとはいえトピックスも5連騰で高値を更新しておりまだまだ強気の展開が続いている。円安トレンド継続、米ハイテク株高と外部環境も申し分ない。PER19倍が目前に迫り割高感はあるが、今は買いが買いを呼ぶ完全な需給相場で、これを崩す条件はいまだに見えていない状況だ。秋相場での日経平均の5万円は現実味を増しつつある。
 



 



東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は22.11ポイント高の3257.77と、連日で最高値を更新した。JPXプライム150指数は続伸し、12.86ポイント(0.91%)高の1429.98で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で6兆2829億円、売買高は24億4978万株だった。時価総額は初めて1100兆円の大台に乗せた。東証プライムの値上がり銘柄数は928。値下がりは623、横ばいは65だった。
 
業種別では情報・通信業、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが値がり率上位、海運業、水産・農林業、輸送用機器などが値下がり率上位となっている。
 
個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ(SBG)が急騰。フジクラやキオクシアホールディングスが株価水準を切り上げ、安川電機と芝浦メカトロニクスが値を飛ばし、東京電力ホールディングスとSBIホールディングスが大幅高。中外製薬、ディスコ、パナソニック ホールディングスやイビデン、レゾナック・ホールディングスが買われ、マニーやミニストップが急伸し、小野薬品工業や大垣共立銀行、DMG森精機が上値追いの展開となった。
 
半面、トヨタ自動車やホンダ、SCREENホールディングスが冴えない展開となり、三菱重工業や任天堂が軟調推移。JX金属やIHI、KOKUSAI ELECTRICが下値を探り、エービーシー・マートとウェザーニューズが急落した。






 
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