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218円高、高値引けも米CPI発表控え様子見ムード
東京株式(大引け)=218円高、高値引けも米CPI発表控え様子見ムード
【大引け概況】

15日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前日比218円40銭高の3万9678円02銭と高値引けとなった。

 
本日のマーケット動画
時間:00:01:31 容量:18.10M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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朝方ははっきりしない地合いで日経平均はマイナス圏で推移する場面もあったが、取引終盤になって日経平均寄与度の高い主力値がさ株に先物を絡めたインデックス買いが流入し、全体を押し上げる格好となった。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発し、ナスダック指数は再び最高値圏に突入した。また、外国為替市場でドル高・円安に振れていることも輸出セクターを中心に追い風材料として意識されている。米エヌビディア<NVDA>が中国向けAI半導体「H20」の輸出再開を表明したこともあって、半導体製造装置関連株などにも連想買いが広がった。需要拡大を期待した買いが東エレクやアドテストなど半導体関連に広がった。
 
一方、日本時間今晩に6月の米消費者物価指数(CPI)の開示を控え、この内容を見極めたいとの思惑から上値が重い局面もあった。なお、全体指数は高いものの、値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を大幅に下回った。
 
さて、東京株式市場は米株高、円安と外部環境が良好で、日経平均は最終的に高値引けとなる1日だった。7月に入ってトランプ関税攻撃を受けながらもほぼ横ばいで推移しており需給はかなり安定している。目立った買い材料が不在で日柄をかけて足場を固めている印象だ。チャート面では下値に25日移動平均線(3万9206円)がありサポートゾーンとして強く意識されている模様。

 


東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は2.50ポイント(0.09%)高の2825.31だった。JPXプライム150指数は反発し、1.02ポイント(0.08%)高の1230.73で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆1219億円、売買高は15億7680万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は626。値下がりは932、横ばいは68だった。
 
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、保険業、電気機器などが上昇。下落は卸売業、不動産業、パルプ・紙など。
 
個別では、群を抜く売買代金をこなしたディスコが大きく上値を追い、フジクラが高く、古河電気工業も大幅高となるなど電線株が買われた。このほか、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストがしっかり、ソフトバンクグループ、日立製作所なども買いが優勢だった。また、三菱UFJ、ファーストリテ、IHI、キーエンスなどが上昇した。
ほか、今期の大幅増益見通しを好感されたGunosyが急騰、PRTIMES、DDグループ、TSIホールディングスなどが値上がり率上位となった。
 
一方、川崎重工業や三菱重工業などの一部の防衛関連が軟調に推移。また、良品計画、GMOインターネット、サンリオ、ソニーグループ、キオクシアホールディングス、リクルートホールディングス、三菱商事、ダイキンなどが下落した。ほか、FOOD & LIFE COMPANIESが大きく売られ、第1四半期の営業2ケタ減益をネガティブ視されたIDOMが急落、栗本鐵工所、gumi、メドレーなどが値下がり率上位となった。





 
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