値下がり優勢、地政学リスク
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【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、地政学リスク
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東証グロース市場はグロース250とグロースCoreはともに続落。
イスラエルとイランの軍事衝突による地政学リスクが高まるなか、米ホワイトハウスのレビット報道官は19日に、トランプ米大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明。米国が軍事行動に踏み切ることを警戒する売りが強まった。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比5.48ポイント(0.72%)安の752.10だった。市場では「6月末の配当を狙って高配当の大型株に資金が流れやすく、配当がない企業が多い新興株は軟調になりやすかったのではないか」との声も聞こえた。
グロース市場ではQPS研究所やテンシャルが下落した。一方、サンバイオやGENDAは上昇した。
値上がり銘柄数174、値下がり銘柄数382と、値下がりが優勢だった。
20日に東証スタンダード市場に新規上場した伊沢タオルは、9時に公開価格(750円)を15円(2.00%)上回る765円で初値をつけた。一時794円まで買われる場面もあったが、前引けは762円だった。
個別ではアイデミーがストップ高。豆蔵デジタルホールディングス、Aiロボティクス、フルッタフルッタ、ククレブ・アドバイザーズ、GreenBeeなど18銘柄は年初来高値を更新。Retty、Def consulting、モンスターラボ、テクノロジーズ、グラッドキューブが買われた。
一方、ツクルバが年初来安値を更新。TENTIAL、デジタリフト、NANO MRNA、アクセルマーク、インフォメティスが売られた。