米中姿勢軟化で心理上向く
![]() |
【市況】東証グロース(大引け)=米中姿勢軟化で心理上向く
|
米国株高などを背景に堅調な週末相場となった。外国為替市場での円安・ドル高を背景に日経平均株価が上昇するなか、個人投資家の心理が上向き新興市場にも買いが向かった。
材料が出た銘柄は引き続きにぎわっており、個人の物色意欲は衰えていない。ただ、グロースの売買代金はようやく直近1カ月の平均水準に戻した程度で、この日も4割近い銘柄がマイナスで終わった。「個人の資金は限られ、上がれば売って別の銘柄に充てるため、市場全体を押し上げるような動きにはなりにくい」という。
グロース市場ではアストロHDやジーエヌアイ、カバーが上昇した。一方、ミライロやタイミー、トライアルは下落した。
札証アンビシャス市場に新規上場したエレコミは、10時に公開価格(1700円)を500円(29.41%)上回る2200円で初値をつけた。終値は2282円だった。
個別では、QPS研が続伸し、ココナラ、noteは大幅高。カバーが反発し、ispace、アストロスケール、GNIも買われた。半面、Zenmuは続落し、デジグリト、ミライロが売られ、タイミーは反落した。