一進一退の展開か
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一進一退の展開か |
Market Data
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【日経平均】
45045円81銭(▲257円62銭=0.57%)
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【TOPIX】
3147.68(▲11.19=0.35%)
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【グロース250】
772.99(△11.46=1.50%)
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【プライム売買高】30億3750万株(△12億8951万株)
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【売買代金】8兆7515億円(△3兆8968億円)
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【値上がり銘柄数】649(前日:912)
【値下がり銘柄数】917(前日:637)
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【新高値銘柄数】144(前日:100)
【新安値銘柄数】1(前日:1)
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【25日騰落レシオ】113.66(前日:111.43)
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■本日のポイント
1.日経平均は257円安、後場には一時4万4400円台に急落
2.前日の米株高を受け前場に日経平均は取引時間中の最高値を更新
3.日銀は保有するETFの売却を決定、後場は一転下げに転じる
4.日銀のETF売却ペースは緩やかで影響は限定的との見方も
5.ファストリやTDK、リクルートが安くソニーGや任天堂が下落
日銀が公表している営業毎旬報告では10日時点で、保有するETFの簿価は約37兆2000億円で、これを年間3300億円ずつ売却すると112年超もかかり、相場へのインパクトは小さく、「単なる利食い売りのきっかけになったに過ぎない」との見方が大半。
相場が大きく崩れることはなさそうで、目先的な調整に対する押し目買い意欲は強そうだ。
今週は、荒い動きとなったが週間では上昇した。
三連休明け16日の日経平均は上昇。
17日は米国株安を嫌気して下落したが、18日は500円を超える上昇となり、初めて終値で45000円を上回った。
米国市場がFOMCを波乱なく消化したことが安心材料となり、半導体関連に幅広く買いが入った。
19日は米国株高に好反応を示して前場では大きく上昇していたが、後場に日銀が保有ETFとREITの市場売却を発表するとマイナス圏に沈んで一時下げ幅を800円超に拡大。
ただ、売り一巡後は値を戻しており、3桁下落とはなったものの、終値では4万5000円を上回った。
日経平均は18日の大幅高が貢献して週間では約277円の上昇。
週足では3週連続で陽線を形成した。
来週は、一進一退の展開か。
火曜が休場で立ち合いは4日。
日銀が保有ETFの市場売却を発表して19日の後場に日経平均が崩れているだけに、上値追いには慎重になると思われる。その手前まで強かった半導体株には利益確定売りが出やすくなるかもしれない。ただ、仮に半導体株の上値が重くなったとしても、市場は買い材料をアグレッシブに探しにいく公算が大きいだろう。
9月の権利取り(権利付き最終日は金曜26日)に向けた駆け込み買いは期待できるほか、自民党総裁選をにらんだテーマ株物色も盛り上がりやすい。大型株が案外であれば中小型株に資金が向かうだろう。物色意欲は衰えず、下値も限られると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
48684.25 ボリンジャー:+3σ(26週)
47273.28 ボリンジャー:+3σ(13週)
46288.69 ボリンジャー:+3σ(25日)
45547.25 ボリンジャー:+2σ(26週)
45489.61 ボリンジャー:+2σ(13週)
45315.14 ボリンジャー:+2σ(25日)
45045.81 ★日経平均株価19日終値
44863.75 6日移動平均線
44598.17 均衡表転換線(日足)
44372.50 新値三本足陰転値
44341.59 ボリンジャー:+1σ(25日)
43843.96 均衡表基準線(日足)
43705.94 ボリンジャー:+1σ(13週)
43368.05 25日移動平均線
42719.64 均衡表転換線(週足)
42410.25 ボリンジャー:+1σ(26週)
42394.50 ボリンジャー:-1σ(25日)
41922.27 13週移動平均線
41510.59 均衡表雲上限(日足)
41420.95 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は陰線で終了。昨日ザラ場の史上最高値を超えて寄り付いた後は下げに転じ、節目の45000円やその下方に位置する5日移動平均線割れまで下ヒゲを伸ばしたが、終値は45000円台に戻して下値での買い需要を確認する形となった。週足では長めの上ヒゲを伴う小陽線を描いた。株価下方を走る13週線や26週線は上向いており、大勢強気の中で上げ一服の形状となった。