273円高と反発 米株高や円下落で自動車や半導体に買い
東京株式(前引け)=273円高と反発 米株高や円下落で自動車や半導体に買い

25日午前の日経平均株価は反発し、前引けは前日比273円21銭高の3万7881円70銭だった。
きょう前場はリスク選好の地合いで、日経平均は海外筋とみられる先物買いが主導して一時500円以上水準を切り上げ、3万8000円台に乗せる場面があった。前日の米株高や足もと外国為替市場で1ドル=150円台まで弱含むなか輸出セクターを中心に追い風材料となっている。自動車株や半導体関連株が物色されるなか、海外短期筋による株価指数先物への断続的な買いも追い風となり、日経平均の上げ幅は一時500円を超えた。
ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小し、前引け時点で3万7000円台に押し戻されている。
市場関係者は「日本株は米国株の上昇に連れ高する主体性のない動きだった。米関税政策の内容が見通せない状況は変わらず、戻り待ちの売りが出やすかった」とみていた。
今週は27日に権利付き最終売買日を迎えることから、相対的に高配当・優待銘柄が買われやすくなると考えるが、本日は時価総額が大きい銀行株が総じて売られているため、TOPIXが相対的に弱い。一方、先物市場では、配当落ちに絡んだ先物買いが225先物、TOPIX先物に入ることで需給面は良好と考える。日経平均は3万8000円が壁になりつつあるが、大きく崩れることは無いと想定。後場の日経平均は3万7800円前後でのもみ合いとなろう。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは9.04ポイント(0.32%)高の2799.92だった。JPXプライム150指数も反発し、6.30ポイント(0.52%)高の1210.62で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9367億円、売買高は8億66万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は898、値下がりは655、横ばいは84だった。
業種別では、精密機器、非鉄金属、不動産、石油・石炭、ガラス・土石などが上昇した一方、電気・ガス、銀行、水産・農林、ゴム製品、金属製品などが下落した。
個別では売買代金トップとなったフジクラが上値指向を強めているほか、ディスコが大きく買い戻された。東京エレクトロン、スクリーンHDなど半導体株が上昇。1ドル150円台回復などを受けてトヨタ自、スズキ、SUBARUなど自動車株も買われた。ファーストリテイリングも堅調。三菱地所が物色人気。ミマキエンジニアリングが値を飛ばし、低位株ではダブル・スコープが活況高となった。
このほか、良品計画、TDK、ミネベアミツミなどが上昇した。
半面、三菱重工業が冴えず、アドバンテストも売りに押された。先週まで強かった三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも上値が重い。りそなHD、コンコルディア、千葉銀行、みずほ、しずおかFG銀行株が弱い。アンビスホールディングスが急落、西武ホールディングスも安い。JX金属も利益確定売りが優勢だった。
カナダ社からの買収提案を巡り「拒否したという事実は一切ない」と発表した7&iHD、このほか、ヤマハ、カナデビアなどが下落した。

25日午前の日経平均株価は反発し、前引けは前日比273円21銭高の3万7881円70銭だった。
きょう前場はリスク選好の地合いで、日経平均は海外筋とみられる先物買いが主導して一時500円以上水準を切り上げ、3万8000円台に乗せる場面があった。前日の米株高や足もと外国為替市場で1ドル=150円台まで弱含むなか輸出セクターを中心に追い風材料となっている。自動車株や半導体関連株が物色されるなか、海外短期筋による株価指数先物への断続的な買いも追い風となり、日経平均の上げ幅は一時500円を超えた。
ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小し、前引け時点で3万7000円台に押し戻されている。
市場関係者は「日本株は米国株の上昇に連れ高する主体性のない動きだった。米関税政策の内容が見通せない状況は変わらず、戻り待ちの売りが出やすかった」とみていた。
今週は27日に権利付き最終売買日を迎えることから、相対的に高配当・優待銘柄が買われやすくなると考えるが、本日は時価総額が大きい銀行株が総じて売られているため、TOPIXが相対的に弱い。一方、先物市場では、配当落ちに絡んだ先物買いが225先物、TOPIX先物に入ることで需給面は良好と考える。日経平均は3万8000円が壁になりつつあるが、大きく崩れることは無いと想定。後場の日経平均は3万7800円前後でのもみ合いとなろう。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは9.04ポイント(0.32%)高の2799.92だった。JPXプライム150指数も反発し、6.30ポイント(0.52%)高の1210.62で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9367億円、売買高は8億66万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は898、値下がりは655、横ばいは84だった。
業種別では、精密機器、非鉄金属、不動産、石油・石炭、ガラス・土石などが上昇した一方、電気・ガス、銀行、水産・農林、ゴム製品、金属製品などが下落した。
個別では売買代金トップとなったフジクラが上値指向を強めているほか、ディスコが大きく買い戻された。東京エレクトロン、スクリーンHDなど半導体株が上昇。1ドル150円台回復などを受けてトヨタ自、スズキ、SUBARUなど自動車株も買われた。ファーストリテイリングも堅調。三菱地所が物色人気。ミマキエンジニアリングが値を飛ばし、低位株ではダブル・スコープが活況高となった。
このほか、良品計画、TDK、ミネベアミツミなどが上昇した。
半面、三菱重工業が冴えず、アドバンテストも売りに押された。先週まで強かった三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも上値が重い。りそなHD、コンコルディア、千葉銀行、みずほ、しずおかFG銀行株が弱い。アンビスホールディングスが急落、西武ホールディングスも安い。JX金属も利益確定売りが優勢だった。
カナダ社からの買収提案を巡り「拒否したという事実は一切ない」と発表した7&iHD、このほか、ヤマハ、カナデビアなどが下落した。