値下がり優勢、売り買い交錯状態
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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、売り買い交錯状態
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東証グロース市場は、小幅高で終了。個人中心の相場で個別材料に反応した売り買いが交錯し、指数は前日比横ばい圏で推移した。
日銀の金融政策会合で物価見通しが引き下げられ、為替が円安に振れたためプライム市場では先物の上昇に引っ張られる形で、大型株中心に買いが入ったが、グロース市場の反応は鈍かった。
グロース市場でも前日まで値上がりしていた銘柄が多かったため、この日は戻り待ちの売りが出て、値下がりの比率が高くなったが、主力銘柄の一角が急伸して指数を支えた。全体としては個人投資家による売り買い交錯状態で、「循環物色の日だった」という。
東証グロース市場250指数は4日続伸した。終値は前日比3.97ポイント(0.59%)高の680.82だった。グロースCoreはともに続伸。
グロース市場ではアイスペースやハートシードが上昇した。一方、ココナラやDGは下落した。
値上がり銘柄数220、値下がり銘柄数347と、値下がりが優勢だった。
個別では、アイズ、ベビーカレンダー、いつもがストップ高。カウリス、アクリートは一時ストップ高と値を飛ばした。アズーム、CRI・ミドルウェア、シイエヌエス、coly、セーフィーなど20銘柄は年初来高値を更新。サンバイオ、スマサポ、Rebase、アストロスケールホールディングス、ロゴスホールディングスが買われた。
一方、ファンデリーがストップ安。オルツ、シーユーシーは年初来安値を更新。Def consulting、ジャパン・ティッシュエンジニアリング、monoAI technology、ココペリ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。