反落 一時300円安 短期的な過熱感強く
東京株式(前引け)=反落 一時300円安 短期的な過熱感強く

19日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比61円99銭安の4万3652円32銭だった。下げ幅は一時300円を超えた。
前日の欧州株市場が高安まちまちだったこともあり、ここ急ピッチの上昇でスピード警戒感が意識されていた東京株式市場でも上値が重い展開となっている。朝方は高く始まったものの、その後は利益確定売り圧力が表面化し下値を探る展開に変わった。売買代金上位の主力銘柄にポジション調整の売りが目立つ。しかし、押し目形成場面では出遅れた向きの買いが入り、再びプラス圏に切り返す場面もあった。
前日の米ハイテク株高を受けて朝方は上昇して始まり、最高値を上回って推移する場面もあった。
米インテルに20億ドル(約3000億円)を出資すると18日に発表したソフトバンクグループ(SBG)は連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新したが、その後は一転して5%安まで売られ、日経平均の重荷となった。
テクニカル面では株価の過熱感を示す指標である日経平均のRSI(相対力指数、14日平均)が18日時点で71.86%と「買われすぎ」の目安となる70%を超えた。過熱感を示唆する指標が増えていることも相場を下押しした。
18日のNYダウ工業株30種平均が小幅に反落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.40%上昇した。東京市場では米半導体関税への警戒から前日に売られていた東エレクなど半導体関連株の一角に見直し買いが入った。円相場が1ドル=147円台後半と前日夕時点から円安方向に振れており、トヨタなど輸出関連株の買いを誘った。ロシアによるウクライナ侵略を巡り、地政学リスクが低下するとの期待も一定の支えとなった。
後場の日経平均株価は、もみ合い商状が続く展開が見込まれる。直近の上昇に対する利食い売りが継続しそうだが、加えて米株先物が小動きにとどまっていることから、外部環境による急変動リスクは限定的とみられる。週後半に控えるジャクソンホール会合を前に投資家の積極的な売買は手控えられやすく、テクニカル面では4万3500円近辺が下値支持線として意識されるか。上値については4万3750円から4万3800円近辺での戻り売り圧力が強く、後場も狭いレンジでの推移となりそうだ。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは1.70ポイント(0.05%)安の3119.26だった。JPXプライム150指数は小幅に続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆7123億円、売買高は10億2455万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は635。値上がりは910、横ばいは75だった。
業種別では、医薬品や不動産業が上昇率上位となり相場を支えた。一方、その他製品、非鉄金属や銀行業は軟調で、保険業や証券・商品先物取引業も下げた。
個別では売買代金トップとなったソフトバンクグループが10営業日ぶりに反落したほか、サンリオも大きく利食われた。フジクラも軟調。IHIが値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。楽天銀行が大幅安、フージャースホールディングスも大きく下値を探った。
コナミG、バンナムHD、任天堂が安い。日東電工、ダイキン、リクルートHD、ベイカレント、アドバンテスト、東京海上、トレンドマイクロ、味の素、オムロンなどの銘柄が下落した。
半面、ディスコ、東京エレクトロンなどが買い優勢、トヨタ自動車もしっかり。良品計画も上昇した。中外製薬、第一三共も高い。アステリアがストップ高カイ気配に張り付いているほか、あすか製薬ホールディングスも急騰した。
TDK、豊田通商、ニデック、大塚HD、住友不動産、クレセゾン、ニトリHD、デンソー、京セラなどの銘柄が上昇した。

19日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比61円99銭安の4万3652円32銭だった。下げ幅は一時300円を超えた。
前日の欧州株市場が高安まちまちだったこともあり、ここ急ピッチの上昇でスピード警戒感が意識されていた東京株式市場でも上値が重い展開となっている。朝方は高く始まったものの、その後は利益確定売り圧力が表面化し下値を探る展開に変わった。売買代金上位の主力銘柄にポジション調整の売りが目立つ。しかし、押し目形成場面では出遅れた向きの買いが入り、再びプラス圏に切り返す場面もあった。
前日の米ハイテク株高を受けて朝方は上昇して始まり、最高値を上回って推移する場面もあった。
米インテルに20億ドル(約3000億円)を出資すると18日に発表したソフトバンクグループ(SBG)は連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新したが、その後は一転して5%安まで売られ、日経平均の重荷となった。
テクニカル面では株価の過熱感を示す指標である日経平均のRSI(相対力指数、14日平均)が18日時点で71.86%と「買われすぎ」の目安となる70%を超えた。過熱感を示唆する指標が増えていることも相場を下押しした。
18日のNYダウ工業株30種平均が小幅に反落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.40%上昇した。東京市場では米半導体関税への警戒から前日に売られていた東エレクなど半導体関連株の一角に見直し買いが入った。円相場が1ドル=147円台後半と前日夕時点から円安方向に振れており、トヨタなど輸出関連株の買いを誘った。ロシアによるウクライナ侵略を巡り、地政学リスクが低下するとの期待も一定の支えとなった。
後場の日経平均株価は、もみ合い商状が続く展開が見込まれる。直近の上昇に対する利食い売りが継続しそうだが、加えて米株先物が小動きにとどまっていることから、外部環境による急変動リスクは限定的とみられる。週後半に控えるジャクソンホール会合を前に投資家の積極的な売買は手控えられやすく、テクニカル面では4万3500円近辺が下値支持線として意識されるか。上値については4万3750円から4万3800円近辺での戻り売り圧力が強く、後場も狭いレンジでの推移となりそうだ。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは1.70ポイント(0.05%)安の3119.26だった。JPXプライム150指数は小幅に続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆7123億円、売買高は10億2455万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は635。値上がりは910、横ばいは75だった。
業種別では、医薬品や不動産業が上昇率上位となり相場を支えた。一方、その他製品、非鉄金属や銀行業は軟調で、保険業や証券・商品先物取引業も下げた。
個別では売買代金トップとなったソフトバンクグループが10営業日ぶりに反落したほか、サンリオも大きく利食われた。フジクラも軟調。IHIが値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。楽天銀行が大幅安、フージャースホールディングスも大きく下値を探った。
コナミG、バンナムHD、任天堂が安い。日東電工、ダイキン、リクルートHD、ベイカレント、アドバンテスト、東京海上、トレンドマイクロ、味の素、オムロンなどの銘柄が下落した。
半面、ディスコ、東京エレクトロンなどが買い優勢、トヨタ自動車もしっかり。良品計画も上昇した。中外製薬、第一三共も高い。アステリアがストップ高カイ気配に張り付いているほか、あすか製薬ホールディングスも急騰した。
TDK、豊田通商、ニデック、大塚HD、住友不動産、クレセゾン、ニトリHD、デンソー、京セラなどの銘柄が上昇した。