反落スタート、米株安を受け
![]() |
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、米株安を受け
|
7日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比280円18銭安の3万3165円72銭。
前日の欧州株市場は主要国株価指数が総じて強い動きで、特に独DAX指数は連日の史上最高値更新と強さを際立たせている。
一方、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに欧州株高を引き継いで朝方は高かったものの、その後は値を消し両指数ともマイナス圏で引けた。
東京株式市場でも米株安を受け足もと見送りムードが漂う。前日に日経平均は先物主導の上昇で大幅高となったが、きょうはその反動で利食い圧力が表面化している。日本時間明晩に発表予定の11月の米雇用統計を控え、押し目に積極的に買い向かう動きも限定的となりそうだ。
東エレクやアドテストなど日経平均への指数寄与度の高い半導体関連株に売りが波及し、日経平均の押し下げ要因となっている。
6日のニューヨーク市場で原油先物相場が期近物として6月以来の安値を付けた。米国や中国の原油需要が弱含んでいるとの見方があり、世界経済の先行き不安を背景とした売りも出やすい。
東証株価指数(TOPIX)は反落して始まった。
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンなど値がさ株が安い。ソニーGやファナック、安川電も売られた。一方、SOMPOが高い。京王や小田急、京成など鉄道株の上昇も目立つ。