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前半は堅調で、後半は上値が重いか

前半は堅調で、後半は上値が重いか
■本日のポイント
 
 1.日経平均は666円高と3日続伸、一時3万5800円台まで上昇
 2.前日のNYダウは486ドル高、トランプ政権が対中姿勢緩和との観測
 3.中国が「報復関税から一部の米製品適用除外を検討」の報道も好感
 4.為替の円安を好感し、ディスコやアドテストなどハイテク株が高い
 5.ディーエヌエやサンリオ、OLC、SOMPOなどが値を下げる
 
今週は、大幅高となった。
週前半は円高に対する警戒が強く、日経平均は21日、22日と下落。しかし、米中関係改善期待を高めるニュースが相次いだことや、トランプ大統領のFRB批判がトーンダウンしたことなどから、23日は600円を超える大幅上昇。
円高にも一服感が出てきたことから、日本株はこれまで敬遠されていた外需株にも資金が向かい始めた。米国株にも強い動きが見られる中、23日から25日までは3日連続で3桁の上昇。25日も600円を超える上昇となり、底打ち期待が高まった。
日経平均は週間では975円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
 
さて、東京株式市場は米株高や円安の動きを好感して日経平均が一時800円高の急伸を見せるなど回復ぶりが鮮明だ。
大型連休入り直前とあって一時伸び悩む場面もあったがネガティブな要素が減少している点の評価が上回っている。
1月の年初来高値から今月の年初来安値までの下げ幅の半値戻し(3万5540円)を超えたことで4月安値が向こう3カ月〜半年は破られない底値となった感がある。
トランプ次第で上値が決まる不透明さはつきまとうが、同氏が当初発言していたほどの無茶が通用しなくなったことは相場に安定感をもたらすだろう。
 
来週はしっかりの展開か。東京株式市場は火曜が休場で立ち合いは4日。
翌週の月曜と火曜は休場となる。4月30日(水)〜5月1日(木)の日程で日銀会合が開催され、金曜5月2日には米4月雇用統計の発表がある。そして、連日で注目度の高い企業の決算が出てくる。足元で米中関係改善期待が高まっていること、トランプ大統領がパウエルFRB議長の解任を否定したこと、これらを材料に日米株の動きが良くなっていること、決算を材料に個別物色の盛り上がりが期待できることなどから、基本的には強い基調が継続すると考える。世界情勢が不安定なタイミングで日銀が利上げを実施するハードルは高く、日銀会合は現状維持で日本株を下支えするイベントになるだろう。ただ、米雇用統計を確認する前に連休に入るスケジュールだけに、高くなれば利益確定やリスク回避の売りは出やすい局面。前半は堅調で、後半は上値が重くなると予想する。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
 
38820.44  ボリンジャー:+1σ(13週)
38405.06  ボリンジャー:+2σ(25日)
38156.46  均衡表雲上限(日足)
38089.88  200日移動平均線
37987.81  26週移動平均線
37421.08  均衡表雲下限(日足)
37335.23  75日移動平均線
37272.03  均衡表雲上限(週足)
36921.63  13週移動平均線
36791.45  均衡表雲下限(週足)
36667.95  ボリンジャー:+1σ(25日)
36203.61  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
35705.74  ★日経平均株価25日終値
 
35595.49  均衡表基準線(週足)
35022.82  ボリンジャー:-1σ(13週)
34930.84  25日移動平均線
34807.39  6日移動平均線
34746.88  均衡表転換線(日足)
34639.35  均衡表転換線(週足)
34506.72  均衡表基準線(日足)
34419.41  ボリンジャー:-2σ(26週)
33193.73  ボリンジャー:-1σ(25日)
33124.02  ボリンジャー:-2σ(13週)
32635.21  ボリンジャー:-3σ(26週)
31456.62  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
 
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