値下がり優勢、手じまいの売り
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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、手じまいの売り
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東証グロース市場は前日の米株式市場でのハイテク株安を受けて日経平均株価が軟調に推移するなか、新興市場にも売りが広がった。このところ上昇が目立った宇宙やドローンなど「高市銘柄」に手じまいの売りが出た。
市場では「高市トレードで買いを入れていた短期筋の資金の引き揚げが響いたようだ」との声が聞かれた。
市場関係者からは「見送りムードが強い1日だが、個別銘柄を見ると投資意欲の強さもある」との指摘も出ていた。
東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比10.89ポイント安の731.25だった。
グロース250とグロースCoreは下落。
グロース市場ではサンバイオやアストロHDが下落した。一方、タイミーやユーソナーは
上昇した。
値上がり銘柄数189、値下がり銘柄数386と、値下がりが優勢だった。
23日に東証グロース市場に新規上場したサイバSOLは10時9分に公開価格(1380円)を534円(38.69%)上回る1914円で初値を付け、終値は初値比54円(2.82%)安の1860円だった。東証グロース市場の売買代金ランキングで首位となった。
個別ではカラダノート、ユーソナーがストップ高。豆蔵、ジェイドグループ、JDSC、property technologies、S&Jなど9銘柄は年初来高値を更新。JIG-SAW、THECOO、WOLVES HAND、L is B、Green Earth Instituteが買われた。
一方、インフォメティスがストップ安。フェニックスバイオは一時ストップ安と急落した。PostPrime、シンバイオ製薬、キャリアは年初来安値を更新。フルッタフルッタ、イオレ、Def consulting、コンヴァノ、Terra Droneが売られた。