値上がり優勢、内需株が多い新興市場に買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、内需株が多い新興市場に買い
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東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって続伸した。
前日4日の米株式市場でダウ平均は3日ぶり反発。トランプ政権の対中関税に対する中国の報復が的を絞った措置にとどまったほか、米中首脳が関税を協議するとの報道などが株価の支えとなった。また、長期金利の低下も相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
内需株が多い新興市場はトランプ米政権の関税政策に業績を左右されにくいとの見方などから買いが入りやすかった。
東証グロース市場250指数の終値は前日比7.08ポイント(1.09%)高の654.88だった。
グロース市場ではカバーやユニポスが上昇した。一方、GAテクノやABEJAは下落した。
値上がり銘柄数324、値下がり銘柄数238と、値上がりが優勢だった。
5日に東証グロース市場に新規上場した技術承継機構は10時6分に公開価格(2000円)を700円(35%)上回る2700円で初値を付けた。その後は初値を上回り堅調に推移し、終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比500円(18.51%)高の3200円だった。
個別では、技術承継機構、ビートレンド、HENNGE、リプロセルがストップ高。ククレブ・アドバイザーズ、Terra Drone、dely、デジタルプラス、リビン・テクノロジーズなど12銘柄は昨年来高値を更新。Unipos、note、ジェイフロンティア、AVILEN、グローバルセキュリティエキスパートが買われた。
一方、グロースエクスパートナーズ、TMH、リスキル、ビースタイルホールディングス、カヤックなど7銘柄が昨年来安値を更新。GA technologies、レナサイエンス、ブルーイノベーション、シャノン、コパ・コーポレーションが売られた。