値下がり優勢、過熱感
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、過熱感
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東証グロース市場は大型株が下落する中、新興市場でも売りが優勢となった。
グロース市場固有の強調材料は乏しいものの、ナスダックの高値更新や、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ期待の高まりなど外部環境は良く、買い優勢の展開が見込まれる。一方、日足のストキャスティクスに過熱感が見られることから、高値圏では利益確定売りが優勢となった。
高まりそうだグロースCoreはともに下落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比8.81ポイント(1.36%)安の637.94だった。
グロース市場ではトライアルやジーエヌアイ、ライフネットが下落した。一方、フリーやGENDA、インテグラルは上昇した。
値上がり銘柄数146、値下がり銘柄数392と、値下がりが優勢だった。
4日に東証グロース市場と福岡証券取引所のQボードに新規上場したTMHは公開価格(1500円)を上回る2128円で初値を付けた。前引けは2064円だった。
個別では、THECOO、BTMがストップ高。AI CROSS、MTGなど3銘柄は年初来高値を更新。アイズ、夢展望、Institution for a Global Society、Schoo、GMOリサーチ&AIが買われた。
一方、VRAIN Solution、ジンジブ、サンクゼール、ハイブリッドテクノロジーズ、ビープラッツなど17銘柄が年初来安値を更新。ACSL、ストリームメディアコーポレーション、クオリプス、ククレブ・アドバイザーズ、ステムリムが売られた。