続伸スタート、円安・ドル高の進行
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、円安・ドル高の進行
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10日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比214円99銭高の3万9375円49銭。
前日の米国株市場ではハイテク株などを中心に幅広い銘柄に利益確定売りが出て、NYダウなど主要株価3指数が揃って下落した。日本時間の明晩に発表が予定される11月の米消費者物価指数(CPI)を前にポジション調整の売りが優勢となった。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイシズなどをはじめ半導体関連株への売りが目立ち、市場センチメントを冷やした。景気敏感株全般にも売りがかさみ、NYダウは3日続落と調整色が強まってきた。
東京株式市場でも12月に入ってから日経平均が上昇基調を強めていたものの、直近は利食い圧力も意識される地合いとなっている。きょうは半導体関連に逆風が強いほか、米CPI発表を前に上値の重い展開が予想されるが、為替が円安方向に振れていることはポジティブ材料だろう。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ダイキンやファナックが高い。ソニーGが連日で年初来高値を更新した。一方、ファストリやニトリHD、リクルートは下落している。